遺品整理で出た冷蔵庫を処分したい! 簡単に捨てる方法とポイント!
「親の遺品整理で出た冷蔵庫を処分したいけど、どんな方法があるのだろう?」「遺品整理で出た冷蔵庫を簡単に捨てるコツを知りたい」とお考えではありませんか? 遺品整理では大量の不用品を処分することになり、多くの時間と労力が必要になりますよね。中でも、冷蔵庫は大きさや重さがあることから、どんな方法で処分すべきか悩んでしまうものです。
そこで今回は、遺品整理での冷蔵庫処分について詳しく解説します。
- 冷蔵庫を処分する前に確認すべきポイントは?
- 遺品整理で冷蔵庫を処分する方法は?
- 遺品整理で出た冷蔵庫の処分費用は?
- 冷蔵庫の処分を遺品整理業者に依頼するメリット
- 遺品整理での冷蔵庫処分に関するよくある質問
この記事を読むことで、遺品整理で冷蔵庫を処分するポイントがよく分かります。遺品整理で出た冷蔵庫を処分したい人は、お役に立つはずです。
1.冷蔵庫を処分する前に確認すべきポイントは?
最初に、冷蔵庫を処分する前に確認すべきポイントは何か、具体的に見ていきましょう。
1-1.冷蔵庫の所有者
まずは、冷蔵庫の所有者を確認しましょう。たとえば、分割払いで購入した冷蔵庫の場合、支払いが完了していない可能性があります。冷蔵庫の支払いが残っている場合は、ローン会社もしくはクレジット会社に所有権があるため、勝手に処分してはいけません。タンスの引き出しなどをよく確認し、クレジットカードの支払い明細やローンの契約書などがないかチェックしてください。ローンの支払い中であることを知らないで処分してしまい、後からもめるケースが多いので注意しましょう。
1-2.冷蔵庫の処分期限
冷蔵庫の処分期限も、最初に確認しておくべきです。たとえば、賃貸物件で退去期限が迫っている場合は、冷蔵庫をできるだけ早く処分する必要があります。また、汚れや臭いがひどい場合も、早めに処分すべきでしょう。反対に、汚れや臭いがほとんど気にならず、持ち家でゆっくり作業できる場合などは、処分期限を気にせずにいろいろな処分方法の中から選ぶことができます。
1-3.冷蔵庫を処分する方法
冷蔵庫を処分する方法についても、よく考えて決めておきましょう。処分方法によって、必要な手続きや処分費用が異なるからです。処分方法ごとのメリット・デメリットを比較し、自分にとって最もメリットが大きい方法を選びましょう。冷蔵庫を処分する方法については、この記事の「2.遺品整理で冷蔵庫を処分する方法は?」をご覧ください。
1-4.相続の有無
もしも、相続放棄をする予定があるのなら、冷蔵庫を含む遺品すべてに手を付けてはいけません。遺品整理をしたと見なされて、相続放棄が認められないことがあるからです。たとえ資産価値がないものであっても、万が一のことを考え、相続を予定している親族に依頼して冷蔵庫を処分してもらいましょう。
2.遺品整理で冷蔵庫を処分する方法は?
遺品整理で冷蔵庫を処分するにはどんな方法があるか、詳しく見ていきましょう。
2-1.冷蔵庫は自治体回収にゴミとして出せない
冷蔵庫は、自治体回収にゴミとして出すことができません。冷蔵庫は、家電リサイクル法の対象家電になるからです。家電リサイクル法とは、対象家電に含まれる資源の有効活用などを目的とした法律になります。家電リサイクル法では、メーカーが対象家電を回収して再資源化することになっているため、自治体回収にゴミとして出すことができないのです。したがって、遺品整理で出た冷蔵庫は、自治体回収にゴミとして出す以外の方法で処分してください。
2-2.家電リサイクル法に沿って処分する
遺品整理で出た冷蔵庫を家電リサイクル法に沿って処分するには、以下を参考にしてください。
2-2-1.料金販売店回収方式で処分する
料金販売店回収方式とは、家電販売店の店頭で対象家電の家電リサイクルを申し込む方法のことです。料金販売店回収方式で冷蔵庫を処分するには、以下の流れを参考にしてください。
- 家電販売店の店頭で冷蔵庫の家電リサイクルを申し込む
- 冷蔵庫の家電リサイクル料金と運搬費用を支払い、家電リサイクル券の控えを受け取る
- 指定日時と場所に家電販売店が手配した運搬業者がやってきて、冷蔵庫と家電リサイクル券の控えを回収する
- 運搬業者がメーカーの再生工場に運搬する
より詳しい内容は、一般財団法人家電製品協会家電リサイクル券センターのホームページをご覧ください。なお、家電リサイクル法に沿って冷蔵庫を処分する場合の費用目安は、この記事の「3.遺品整理で出た冷蔵庫の処分費用は?」で詳しく解説します。
2-2-2.料金郵便局振込方式で処分する
料金郵便局振込方式とは、郵便局の窓口で対象家電の家電リサイクルを申し込む方法のことです。料金郵便局振込方式で冷蔵庫を処分する流れは、以下をご覧ください。
- 郵便局の窓口で冷蔵庫の家電リサイクルを申し込む
- 冷蔵庫の家電リサイクル料金を支払い、家電リサイクル券を受け取る
- 自治体の指定引取場所に、自分の車などで冷蔵庫と家電リサイクル券を持ち込む
- 指定引取場所の指示に沿って冷蔵庫と家電リサイクル券を引き渡す
なお、自治体の指定引取場所に冷蔵庫を持ち込む際は、営業日や営業時間・持ち込む際の注意点などを自治体のホームページなどで事前に確認してください。
2-3.遺品整理業者に処分を依頼する
遺品整理で出た冷蔵庫の処分は、遺品整理業者に依頼するとさまざまなメリットがあります。具体的には、この記事の「4.冷蔵庫の処分を遺品整理業者に依頼するメリット」をご覧ください。なお、当関東家電リサイクル問屋でも遺品整理で出た冷蔵庫の処分を数多くお受けし、ご好評をいただいています。ぜひ、ご検討ください。
2-4.買取に出す
遺品整理で出た冷蔵庫でも、まだキレイで十分に中古品として使えるものは買取してもらうことを考えてみましょう。
2-4-1.買取してもらえる冷蔵庫の条件は?
遺品整理で出た冷蔵庫でも、以下のような条件を満たすものは買取してもらえることがあります。
- 外観に目立つ傷・汚れ・破損などがない
- 気になる臭いがない
- 人気メーカー品(パナソニック・日立・東芝・三菱電機・シャープなど)
- 年式が新しい
- AC電源や食品トレーなど、購入時の主要付属品が揃っている
なお、孤独死などにより長期間遺品整理が行われなかった場合などは、気になる臭いがあるだけでも買取不可になることがあります。業者によっても査定基準が異なるため、詳しくは業者に査定を依頼して確認することがおすすめです。
2-4-2.冷蔵庫を買取に出す方法は?
冷蔵庫を買取に出すには、以下のような方法があります。
- 中古家電買取専門業者に売る
- リサイクルショップに売る
- 遺品整理業者に買取してもらう
- ネットオークションやフリマアプリに出品する
上記のうち、遺品整理業者に買取してもらう方法が一番おすすめです。遺品整理と同時に依頼できる、自分で運んだりこん包したりする必要がない、万が一買取不可でもそのまま引取処分を依頼できるなど、多くのメリットがあります。なお、当関東家電リサイクル問屋でも、遺品整理で出た冷蔵庫を可能な限り買取していますので、お気軽にお問い合わせください。
3.遺品整理で出た冷蔵庫の処分費用は?
遺品整理で出た冷蔵庫を処分するときの費用について、主な処分方法ごとに見ていきましょう。
3-1.家電リサイクル法に沿って処分する場合の費用
冷蔵庫を家電リサイクル法に沿って処分する場合の費用は、以下をご覧ください。
- 冷蔵庫の家電リサイクル料金:1台に付き3,740円程度~
- 冷蔵庫の運搬費用:1台に付き2,000円程度~
料金販売店回収方式では、家電リサイクル料金と運搬費用の両方の支払いが必要です。一方、料金郵便局振込方式では、家電リサイクル料金の支払いだけで済みます。ただし、料金郵便局振込方式の場合は、自分の車で自治体の指定引取場所に冷蔵庫を持ち込む手間や時間がかかるほか、ガソリン代が自己負担になることを理解しておきましょう。
3-2.遺品整理業者に依頼する場合の処分費用
遺品整理業者に冷蔵庫の処分を依頼する場合、都合のよい日時と場所を指定して回収してもらうケースで1回数千円程度~が相場です。実際には、同時に処分したい遺品の有無や量・種類・状態などにより、金額が大きく異なります。より詳しい金額を知りたい場合は、業者に見積もりを依頼して確認してください。なお、遺品整理業者に冷蔵庫を処分してもらう場合、家電リサイクルの手続きや家電リサイクル料金の支払いが発生しないのが基本です。
3-3.買取してもらう場合は処分費用がかからないのが一般的
冷蔵庫を買取してもらう場合は、処分費用がかからないのが一般的です。買取してもらう場合は、家電リサイクル料金もかかりません。まずは、業者に冷蔵庫を買取してもらえるか、確認してみるとよいでしょう。ただし、極端に安い金額での買取で、さらに買取手数料がかかる業者の場合などは、差額がマイナスになり、支払いが発生することがあるので注意してください。
4.冷蔵庫の処分を遺品整理業者に依頼するメリット
冷蔵庫の処分を遺品整理業者に依頼するとどんなメリットがあるか、具体的に見ていきましょう。
4-1.家電リサイクルの手続きが不要
冷蔵庫の処分を遺品整理業者に依頼すると、一般的に家電リサイクルの手続きが不要になり、とても楽です。家電リサイクル法に沿って処分する場合は、家電リサイクルの手続きを進める手間がかかります。しかし、遺品整理業者に処分を依頼する場合は、「冷蔵庫を処分したい」と伝えるだけで構いません。
4-2.都合のよい日時と場所で回収してもらえる
都合のよい日時と場所で回収してもらえるのも、遺品整理業者に冷蔵庫の処分を依頼するメリットの一つです。都合のよい日時と場所で回収してもらえると、遺品整理のスケジュールが立てやすく、片付けがスムーズに進みやすくなります。特に、賃貸物件の退去期限が迫っている、多忙でなかなか時間が取れないといった場合は、助かることでしょう。
4-3.遺品整理と同じタイミングで処分できる
遺品整理業者に冷蔵庫の処分を依頼すると、遺品整理と同じタイミングで処分できて無駄がありません。遺品整理は何かとやるべきことが多く、スケジュールに追われがちです。もしも、冷蔵庫を遺品整理業者に依頼する方法以外で処分するとなると、手間が倍増し時間も余分に必要になります。遺品整理の労力や時間を節約するためにも、冷蔵庫の処分も遺品整理業者に依頼することがおすすめです。
4-4.回収後は再資源化や再販などで有効活用してもらえる
遺品整理業者に冷蔵庫の処分を依頼すると、再資源化や再販などで有効活用してもらえるのがメリットです。冷蔵庫には、リサイクル可能な資源が使われています。また、まだ中古品として使えるものは、新たな持ち主を探してもらうことで、ものを大切にできるのもポイントです。
4-5.状態によっては買取してもらえることがある
遺品整理業者に冷蔵庫の処分を依頼すると、状態によっては買取してもらえることがあります。冷蔵庫を買取してもらうことができれば、労力や時間の節約になり、冷蔵庫以外の遺品の処分費用と相殺して安く上げることが可能です。なお、当関東家電リサイクル問屋でも、遺品整理で出た冷蔵庫をはじめ積極的に遺品を買取しています。まずは、何なりとご相談ください。
4-6.冷蔵庫以外の遺品をまとめて処分してもらえる
冷蔵庫以外の遺品をまとめて処分してもらえるのも、大きなメリットです。遺品整理では、想像以上に大量の遺品を処分する必要があります。遺品を種類別に分けるだけでも、一苦労でしょう。しかし、遺品整理業者に依頼すれば、種類ごとに分ける必要もなく、冷蔵庫を含む遺品をまとめて処分してもらうことができてとても便利です。
5.遺品整理での冷蔵庫処分に関するよくある質問
最後に、遺品整理での冷蔵庫処分に関する質問に回答します。それぞれ役立ててください。
Q.遺品整理では冷蔵庫の処分を最初にやるべきか?
A.特に決まりはありませんが、なるべく早く処分するのに越したことはないでしょう。処分方法によっては、手続きしてから回収してもらうまで数日以上かかることがあるからです。特に、急ぎで遺品整理を終える必要がある場合は、注意してください。
Q.冷蔵庫の中身が腐敗していて手が付けられないのですが?
A.遺品整理業者に依頼して、対処してもらうとよいでしょう。なお、状態によっては、追加料金がかかることがあります。
Q.冷蔵庫を処分する際に霜取りをしておくべきか?
A.回収後に廃棄される予定なら、特に霜取りをする必要はありません。ただし、霜取りをせずに冷蔵庫を運搬すると水漏れしてしまうことがあるため、可能であればしておきましょう。なお、知人に譲る、買取に出すなどで、まだ中古品として使う予定がある場合は、思わぬ不具合を防ぐためにも霜取りをしてください。
Q.冷蔵庫が遺品であることを買取してもらう業者に知らせなくてはダメ?
A.業者には、遺品であることを知らせておきましょう。業者が顧客へ遺品と伝えずに販売した場合、顧客からのクレームにつながることがあります。中古品の冷蔵庫を探している人の中には、遺品であることを気にする人もいるからです。
Q.冷蔵庫の買取金額が想定より安い気がする場合はどうする?
A.まずは、業者に査定理由を説明してもらうとよいでしょう。正当な理由があって安い金額が提示されている場合は、相場と考えて買取してもらうのも一つの方法です。しかし、業者がきちんと査定理由を説明してくれない、査定理由を聞いても納得できないといった場合は、買取依頼を取り下げても構いません。
まとめ
今回は、遺品整理での冷蔵庫処分について詳しく解説しました。遺品整理で出た冷蔵庫は、家電リサイクル法に沿って手続きする、遺品整理業者に処分を依頼する、買取に出すなどの方法で処分しましょう。なお、冷蔵庫は家電リサイクル法の対象家電になるため、自治体回収にゴミとして出すことができません。遺品整理で出た冷蔵庫の処分は、信頼できる遺品整理業者に依頼すると多くのメリットがありおすすめです。当関東家電リサイクル問屋でも、遺品整理で出た冷蔵庫の処分をお受けしています。可能なものは買取もしていますので、お気軽にご連絡ください。