老前整理のメリットや進め方は? 不用品の処分方法とともに解説


2010年代より自分の死後、子どもや兄弟に迷惑をかけないように持ちものを整理する「生前整理」が話題となり、チャレンジする人が増えました。そして現在、生前整理より前に行う「老前整理」が再び話題となっています。

「老前整理とは何か」「どうやってやるのか」と興味を持っている方もいるでしょう。

この記事では、老前整理の内容や進め方について解説します。

  1. 老前整理と生前整理の違いとは?
  2. 老前整理のメリット3選
  3. 老前整理を成功させるコツ
  4. 老前整理でやってはいけないこと
  5. 老前整理の進め方
  6. 老前整理で不要になったものの処分方法
  7. 老前整理に関するよくある質問

この記事を読めば、老前整理のメリットやうまく行うポイントも分かります。老前整理に興味がある方ややってみたい方は、この記事を読んで参考にしてください。

1.老前整理と生前整理の違いとは?

老前整理とは、まだ元気な60代前に持ちものを段階的に整理していく作業のことです。生前整理とやることは同じですが、若いうちに始めたほうが体の自由がきき、「いる」か「いらないか」を素早く判断することができるでしょう。「親が生前整理を始めたが、高齢のせいか思うように進まないのを見てきた」という方もいると思います。老前整理は、今までの生活を見直して身の回りをスッキリさせ、本当に必要なものだけに囲まれて豊かな暮らしをするためにもおすすめです。

2.老前整理のメリット3選

老前整理は、生前整理に比べてメリットが大きいといわれています。ここでは、老前整理のメリットを3つ紹介しましょう。

2-1.体力・気力が充実している

高齢になると、どうしても体力や気力、判断力が落ちていきます。生前整理をしようとしても、体力がついていかなかったり気力が続かなかったりして、挫折してしまう方も多いことでしょう。老前整理なら、重いものもある程度自分で処分することができます。また、自治体のゴミ回収のルールは年々厳しくなっているところも多く、手続も大変です。判断力や調査能力がしっかりしている若いうちに不用品を整理したほうがうまくいきやすいでしょう。

2-2.整理中の事故を防げる

家の中の整理は、以外と体力を使います。また、高いところにしまった荷物を取ろうとして脚立などから転落したり、荷物ごと転倒したりする事例も珍しくありません。高齢者の転倒事故は寝たきりなどにつながることも多いのです。若いうちに整理をしたほうが、スムーズに進むでしょう。

2-3.時間をかけて行える

生前整理は、「施設に入ることになった」「子どもの家に同居することになった」など、必要に迫られて行うケースもあります。そのような場合、短時間で持ちものを整理しなければならないため、「あれを捨てなければよかった」「もう少し考える時間がほしかった」など、後悔が残ることもあるでしょう。老前整理なら時間をかけて気が済むまで行うことができます。

3.老前整理を成功させるコツ

老前整理は、断捨離と同じです。「断捨離も挫折したので、成し遂げられるか不安」という方もいるでしょう。ここでは、老前整理を成功させるコツを紹介します。

3-1.めったに使っていない小さい収納スペースから手をつける

老前整理は、あまり使っていない小さな収納スペースから始めましょう。そのような場所に置いてあるのは、ほぼ死蔵品です。このようなものならば、選択に迷いにくいでしょう。整理に慣れたら少しずつ日常的に使っているものを整理していくのがおすすめです。

3-2.時間をかける

老前整理は「いつまでにしなければならない」といった期限はありません。少しずつ整理をしていきましょう。たとえば、衣替えと一緒に不要な服を処分するようにすれば、1年間で不必要な服が処分できます。

3-3.定期的に行う

たとえば、40歳で老前整理を終えたとして、50歳になったら再びいろいろなものが増えた、といったこともあるでしょう。暮していく限りものは増えます。そこで、老前整理も定期的に行いましょう。そうすれば、ものが増えすぎて管理ができなくなる、といったこともなくなります。

4.老前整理でやってはいけないこと

老前整理は、あくまでも自分のものだけ行いましょう。配偶者をはじめとする家族のものには手をつけてはいけません。家族が共有しているもので、長いこと使わないものがある場合は、家族の許可を取って処分してください。そうしないと、家族の仲がギクシャクする可能性があります。

5.老前整理の進め方

老前整理のやり方はとてもシンプルです。

  • 持ちものを不用品といるものに分ける
  • 不用品を処分する

この2つをくり返します。捨てるふんぎりがつかないものは、1年間使わなかったら捨てるなどルールを決めるといいでしょう。また、手作りの品など思い出のものは写真に撮っておくなどすれば、形を変えて残すことができます。

6.老前整理で不要になったものの処分方法

ここでは、老前整理で不要になったものの処分方法を紹介します。不用品の処分方法は捨てるだけではありません。

6-1.自治体にゴミとして回収してもらう

自治体がゴミとして回収しているものは、ゴミとして処分すると最も費用がかかりません。古いものや、壊れたものなどは自治体にゴミとして回収してもらいましょう。自治体によっては粗大ゴミが有料なこともあるので、事前に確認して申し込んでください。

6-2.売却する

中古でも需要のあるものは、売却可能です。まだ新しい家電や家具をはじめとして、本・服・ホビー類など売却できるものはたくさんあります。特に、ホビー類は古くても高値がつくものも豊富です。その一方で、家電や服は新しいものほど価値が高いので、不要だと分かったら、早めに売却しましょう。食器類、家具類は未使用に近いブランドものほど高値がつきやすい傾向です。

6-3.不用品回収業者に引き取りを依頼する

不用品回収業者とは、家庭や法人から不用品を有料で回収したり買取をしたりしてくれる業者のことです。家電・家具・洋服など幅広いものを回収してくれるので、「老前整理でたくさんの不用品が出たので回収してほしい」というときに利用してみましょう。買取・回収の両方をしてくれる業者もあります。

7.老前整理に関するよくある質問

ここでは、老前整理に関するよくある質問を紹介します。

Q.老前整理は何歳から始めてもいいんですか?
A.はい。30代、40代に始める方もいます。若いうちから始めるほど、整理整頓をする習慣もついて生前整理も楽になるでしょう。

Q.断捨離との違いはなんですか?
A.基本的に同じですが、断捨離は「不要なものはとにかく捨てる」のに対し、老前整理は「本当に自分の必要なものは何か」を見極める作業が入ってきます。

Q.またものが増えそうな気がして、老前整理の意味がないように思えますが大丈夫ですか?
A.一度整理すれば、ものが増えたとしても次に片付けるときに楽になるでしょう。そう思って始めてみてください。

Q.老前整理に家族が無理解ですが、どうしたらいいでしょうか?
A.家族の理解を得られなくても、自分の持ちものだけを整理するのに問題はありません。やってみてください・

Q.不用品回収業者はなんでも回収してくれますか?
A.不用品回収業者によって回収できるものは異なるので、回収業者のホームページなどを確認してみてください。なお、関東家電リサイクル問屋では、テレビ・冷蔵庫・洗濯機などの家電を中心に、家具やマッサージチェアー、据え置き型ゲーム機(プレイステーション)パソコンなどを、幅広く買取しております。

まとめ

今回は、老前整理のメリットややり方などを紹介しました。さいたま市を中心とする関東一円で老前整理を行って不用品がたくさん出た方は、ぜひ「関東家電リサイクル問屋」にご相談ください。家電を中心に幅広く買取・回収をしております。出張買取も持込み買取も行っており、LINE査定も実施中です。ホームページからも見積もりを行えます。


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