不要になったエアコンの取り外し方と処分方法を徹底解説!
「エアコンの取り外しは自分でできるのか」「どのように処分すればいいのか」など、エアコンの取り外しや処分方法で悩んでいる方は多いでしょう。
エアコンは家電リサイクル法の対象品目になるため、自治体収集のゴミとして捨てることはできません。また、エアコンの取り外しは危険を伴うので、自分で行うよりもプロに依頼したほうがいいでしょう。
本記事では、エアコンの取り外しと処分方法について詳しく説明します。
- エアコンの取り外しにおける注意点
- エアコンの取り外しと処分の手順
- エアコンの取り外しと処分費用について
- エアコンの処分なら家電リサイクル問屋へ
- エアコンの取り外しと処分に関してよくある質問
この記事を読むことで、エアコンの取り外しにおける注意点と処分費用なども分かります。気になっている方はぜひチェックしてください。
1.エアコンの取り外しにおける注意点
まずは、エアコンの取り外しにおける注意点をチェックしましょう。
1-1.適切な方法で行うことが大事
エアコンの取り外しは資格が必要ないので、誰でもできます。しかし、正しい方法と手順で行うことが大切です。間違った方法でエアコンの取り外しを行うと、環境に悪影響を与えるフロンガスの放出につながる恐れがあります。エアコンを廃棄する際は、フロン回収・破壊法というフロン規制によって、適切な方法でフロンガスを回収し廃棄することが定められているのです。作業に慣れていない人がエアコンの取り外しを行うと、フロンガスを放出してしまう恐れがあるので注意してください。
1-2.リモコンが必要不可欠
引っ越しでエアコンを取り外す場合、リモコンを荷物と一緒にこん包しないように気をつけてください。エアコンを取り外す前に、フロンガスの回収(ポンプダウン)が必要になるからです。フロンガスを回収するためには、エアコンを冷房運転する必要があるのでリモコンが欠かせません。また、電気が使用可能な状況でないとエアコンの取り外しができなくなります。引っ越しを予定している方は、先に電気を止めないようにしてください。
1-3.専門業者に依頼したほうがいいケース
エアコン室外機の設置場所によっては、専門業者に依頼したほうがいいケースがあります。たとえば、以下のようなケースです。
- 壁面付け
- 屋根置き
- 公団吊
- 2階置き
ベランダや1階の敷地に設置されている室外機なら、自分で取り外すことは可能です。しかし、上記のような難しい場所に設置されている場合は、作業が難しくなります。無理に取り外そうとすると、大ケガをする恐れがあるので注意してください。
2.エアコンの取り外しと処分の手順
ここでは、エアコンの取り外しと処分の手順を解説します。
2-1.取り外しに必要な道具
エアコンを自分で取り外す場合、工具が必要になります。最低限、準備しておきたい工具は以下のとおりです。
- 六角レンチ
- ニッパ
- カッターナイフ
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- モンキースパナ
- ペンチ
上記の中でも、特に六角レンチはフロンガスを回収する際に、バルブの開閉に必要です。そのほか、ガムテープ・ビニールテープ・軍手も用意しましょう。また、エアコン配管パイプが外壁などを貫通している場合、その穴をふさぐためのエアコンキャップが必要です。
2-2.取り外す前に確認すべきこと
エアコンを取り外す前に、確認してほしいことがあります。それは、エアコンの室内機と室外機を結んでいるパイプを確認することです。室内機と室外機を結んでいるパイプには、太いパイプ(受け側パイプ)と細いパイプ(送り側パイプ)の2本があります。また、室外機・室内機を取り外した後で、搬出通路が狭くて運び出せないということがないように確認してください。
2-3.自分で取り外す手順
自分でエアコンを取り外す際は、下記の手順を参考にしてください。
- 室内機と室外機の配置状況を確認する
- 室外機のカバーとバルブのキャップを外す
- エアコンを冷房運転させ、送り側バルブと受け側バルブを閉める
- エアコンを運転停止し、電源プラグを抜き取る
- バルブのキャップをもとに戻す
- 配管と電源コードを外す
- 室外機と室内機を撤去し完了
2-4.エアコンの処分方法
それでは、不要になったエアコンはどのように処分すればいいのでしょうか。主な処分方法をいくつか紹介します。
2-4-1.メーカーに回収を依頼する
家電リサイクル法に基づき、エアコンはメーカーによる回収とリサイクルが義務付けられています。まずは、処分したいエアコンのメーカーを確認し、ホームページから問い合わせてください。そして、以下の手順でエアコンの処分手続きを行います。
- 郵便局に備え付けられている家電リサイクル券を購入する
- 家電リサイクル券に必要事項を記入する
- 郵便局の窓口、またはATMでリサイクル料金を支払う
- 指定業者にエアコンを引き渡して完了
2-4-2.家電量販店に引き取ってもらう
エアコンの買い換えを検討している方は、新しいエアコンを購入する家電量販店に古いエアコンを引き取ってもらう方法があります。古いエアコンの取り外しも依頼できるので、事前に家電量販店へ確認してください。なお、家電量販店に引き取ってもらう際は、リサイクル料金と収集運搬料金がかかります。
2-4-3.自分で直接指定場所に持ち運ぶ
自分でエアコンを取り外し、直接指定場所へ持ち運ぶ方法もあります。家電リサイクル法に基づき、都道府県ごとに使用済み家電の収集所として直接引取場所が用意されているのです。自分で直接エアコンを運搬することになるため、収集運搬料金はかかりません。ただし、郵便局に備え付けられている家電リサイクル券を購入する必要があります。
2-4-4.不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に依頼するのも、エアコンを処分する方法の1つです。不用品回収業者に依頼すると回収費用はかかりますが、家電リサイクル券の購入などの手続きを踏む必要はありません。即日対応が可能な回収業者に依頼することで、急を要する場合でもすぐに処分できます。
2-4-5.買取に出す
まだ稼働できるエアコンの場合、買取業者に査定を依頼するのも選択肢の1つです。正常に稼働できる場合、買い取ってもらえる可能性があります。エアコンを買い取ってもらうことができれば、処分費用はかかりません。ただし、買取対象になるエアコンは発売年月から5年以内など、条件が厳しく決まっている可能性が高いので注意してください。
3.エアコンの取り外しと処分費用について
ここでは、エアコンの取り外しと処分費用について詳しく説明します。
3-1.取り外し費用は約5,000~10,000円
エアコンの取り外し費用は、約5,000~10,000円です。一般的に、エアコンを取り外す際は、屋外に設置されている室外機も運搬できる状態にしてもらいます。エアコン本体と室外機の取り外し作業を含めた費用がいくらになるのか、事前に見積書の内容を確認することが大切です。また、室外機の設置場所によっては、別途費用がかかる可能性もあります。追加費用として、約1,000~3,000円かかる可能性があるので、事前の確認が必要です。
3-2.リサイクル料金と収集運搬料金
エアコンを処分する際は、リサイクル料金と収集運搬料金がかかります。家電リサイクル法の対象品目は、それぞれリサイクル料金が定められているのです。ちなみに、多くの場合、リサイクル料金は990円(税込)ですが、メーカーによって異なるため、事前に確認しましょう。また、収集運搬料金は家電量販店や不用品回収業者などで異なります。目安は、約3,000~5,000円です。
4.エアコンの処分なら関東家電リサイクル問屋へ
ここでは、エアコンの処分を受け付けている関東家電リサイクル問屋のサービスを紹介します。
4-1.格安回収と高価買取
どの不用品回収業者に依頼すべきか悩んでいる方は、関東家電リサイクル問屋のサービスをご利用ください。関東家電リサイクル問屋では、電化製品の格安回収と高価買取を行っています。他社で回収・買取価格に納得できなかった方は、ぜひ一度お問い合わせください。不用品の買取と回収が同時に利用できるため、買取不可になったとしても回収が可能です。エアコン以外にも不用品の回収を行っているので、不用品をまとめて処分することもできます。
4-2.持ち込みは無料で引き取り可能
リサイクルを目標としている関東家電リサイクル問屋では、製造5年以内の電化製品・壊れていないもの・欠品がないものなど、簡単な条件をクリアしたものは無料で引き取りが可能です。できるだけ処分費用を抑えたい方は、持ち込み回収を検討してください。また、電子レンジ・炊飯器・掃除機・ガスコンロなどの小型家電も無料引き取りが可能です。なお、1点あたり650円の運賃をご負担いただければ出張回収ができます。
4-3.エアコン設置環境の事前確認
関東家電リサイクル問屋では、エアコンの設置環境を事前にお伺いしています。不用品回収業者の中には、無料で引き取ると謳い、回収後に追加費用を要求する悪徳業者が存在しているので注意が必要です。関東家電リサイクル問屋は、追加料金などは一切請求しません。まずは、ホームページからお問い合わせいただき、メールやLINEでお送りしているヒアリングシートにお答えください。
5.エアコンの取り外しと処分に関してよくある質問
エアコンの取り外しと処分に関する質問を5つピックアップしてみました。
Q.マンションやアパートのエアコンを取り外す際の注意点は?
A.アパートの場合、2階まで配管が伸びているタイプがあります。その場合、脚立を利用して室外機を撤去する必要があるため、別途料金が約2,000~3,000円かかるでしょう。また、マンションやアパートの中には、危険を伴う高い位置に室外機が設置されているケースがあります。その場合は、専門業者でも取り外しができないケースもあるので注意が必要です。
Q.取り外しに時間はどのくらいかかるのか?
A.約30分~1時間で終わるケースがほとんどです。ただし、室外機の設置状況や天候によって作業時間が長くなる可能性があります。エアコンの取り外しを行っている業者の中には、撤去後に高額な追加費用を請求する悪徳業者が存在してるので注意が必要です。取り外しを正式に依頼する前に、室外機と室内機の設置状況をチェックし、見積書を出してもらいましょう。
Q.エアコンの買取価格はいくらぐらいか?
A.エアコンの買取価格は、製造年やメーカーなどで異なります。一般的に、製造5年以内のエアコンは、ほとんどの買取業者で買い取ってもらえる可能性が高いでしょう。発売時期から時間が経過しているエアコンほど型落ち品となり、買取価格の目安は、発売時における金額の約3~5%です。しかし、5年以上が経過しているエアコンは買取不可になる可能性が高いので注意してください。
Q.買取・回収までの流れは?
A.出張買取・回収の大まかな流れは、下記のとおりです。
- 不用品回収業者のホームページまたは電話で、無料見積もり・問い合わせをする
- 今後の段取り・商品の内容・建物の情報などを業者に伝える
- 提示された見積書を確認した後、正式に依頼する
- 希望日時に業者が訪問し、作業開始
- 作業後に料金を支払い完了
なお、買取の場合は、作業後に買取料金を受け取ります。業者によって流れが異なる可能性はあるため、事前に確認しましょう。
Q.関東家電リサイクル問屋の事例は?
A.ほかの業者では買取対象外で引き取り回収と判断されたエアコンでしたが、当社では買取対象となり、エアコン以外の不用品も一括して買取もしくは引き取り回収しました。他社で買取不可になったものでも買取対象になる可能性があるため、まずは無料査定をご依頼ください。
まとめ
いかがでしたか? 不要になったエアコンの取り外しは、設置状況によっては専門業者に依頼したほうがいいでしょう。新しいエアコンへの買い換えを予定している方は、家電販売店に取り外しも依頼してください。また、不要になったエアコンは、不用品回収業者に依頼する方法もあります。関東家電リサイクル問屋では、不用となった電化製品の回収と買取が可能です。なお、エアコンの取り外し作業も行っているので、お悩みの方はぜひ一度お問い合わせください。