不用品を片付けて掃除まで完了! 物置を整理する最速の方法とコツ
物置が片付けられなくて不用品置き場になっている。最近は、物置の中をのぞいたことがない、掃除なんてするはずも……。そういう方が多いのではないでしょうか? 物置に入れるべき物が家の中のスペースを占め、物置は満杯のまま活用できていない。そんな状態はもったいないですね。物置は、物を取り出しやすくして、季節の入れ替えやレジャーの準備などがさっとできるようしたいもの。そこで、今回は物置の片付け作業を、上手にクリアする方法をご紹介します。リバウンドしないための収納のコツとポイントも伝授しますので、チェックしてみてくださいね。後半では頭の痛い不用品の処分が最速でできる方法もまとめています。
- 物置の片付けができないのはどうして?
- 物置の片付け方法
- 物置から出てきた不用品を処分する
- 物置の片付けをプロに依頼する場合
- 物置の片付けに関するよくある質問
- まとめ
物置を片付けたいけど重い腰があがらないという方も、この記事を読めば「できる!」となること間違いなし。ぜひ、参考にしてみてください。
1.物置の片付けができないのはどうして?
物置の片付けを成功させるために、問題点を整理してみましょう。
1-1.物置は何のためにある?
物置は、以下のように屋外で使うものや、時どき使うもの、季節ものを収納する場所です。
- 外回りの掃除用具
- 園芸用品
- タイヤ・車のケア用品
- アウトドアグッズ
- 工具
- 扇風機・ヒーターなど季節の家電
- 思い出の品
1-2.物置があることのデメリット
「とりあえず」と物置に入れた物が多くなると、出し入れも難しくなります。長期保管するうちに忘れてしまい、何をしまったかわからなくなることも。その原因は、以下のような理由です。
- 部屋の不用品を捨てずに、物置へ移動する
- 必要な品物か考えずになんでも保管する
- 年月がたって不要になった物をそのまま置いている
- 物置は片付けるという発想がそもそもない
- 思い出の品を無制限に増やす
このような使い方で、二度と使わない不用品がたまっていきます。
1-3.物置の片付けの必要性
最初に見たように、物置は本来、外で使う物や時どき使う物の収納場所です。何が入っているかわからないほど満杯では、本当に必要な物の出し入れがスムーズにできません。物置が整理できていないせいで、家の中も片付けられなくなることも多いのです。
2.物置の片付け方法
2-1.物置を片付けるには、まずどうするか
物置には、現状で何が入っているでしょうか? 内容物の点検から始めましょう。長く片付けていない物置は、ホコリや汚れでいっぱい。次のように準備を万全にして臨みます。
- 汚れてもいい服に着替える
- すべり止め付きの軍手
- マスク
- ほうき(壁や天井のホコリやクモの巣なども払う)
- ぞうきん・バケツ(保管物に付着した汚れを落とす)
始める前に、物置の周囲に作業スペースを確保しましょう。
2-2.物置を片付ける方法と作業の手順
- すべての物を一度出す。
- 出しながら必要品と不要品のグループに分けて並べる。
- 捨てる物を分別し、まとめる。
- 物置の内部をきれいに掃除する。(雨漏りチェックも忘れずに)。
- 収納方法を考えたうえ、必要品を物置に入れる。
2-3.物置の片付けのコツ
必要品と不用品を分けるときに手を止めないことが、作業を進めるコツです。悩ましいものについてはあとで考えることにして、いったん保留のグループへ分けましょう。仕分けは、以下のような基本ルールを作り、それに従うとはかどります。
- 3年以上使っていない物は不用品として処分する。
- 同居していない家族の物は、処分するか本人に引き取らせる。
- 思い出の品は厳選して家の中に飾る。飾る気になれないものは処分する。
2-4.物置の収納のポイント
必要品ばかりを収めることになったところで、使いやすく、出し入れしやすい物置に改造しましょう。基本は上の方に軽いものを、下の方に重く大きいものを入れることです。季節ものや一年に一度使うものは奥に、頻繁に使うものは手前に置きます。
収納棚がない物置の場合は、ワイヤーラックの導入などを考えましょう。棚にコンテナやプラスチック引き出しを並べ、園芸用品、車用品などカテゴリーごとに整理します。収納箱の大きさがそろい、小物の指定席が決まると、わかりやすく片付けやすい物置になるはずです。
2-5.物置の片付けを始めるタイミングは?
思い立ったが吉日と言いますが、すぐに取り掛かりましょう。放置して良くなることは何もありません。ただし、物置を盛大に片付けるには、雨の降らない日がいいですね。
2-6.リバウンドしないための注意点
一度片付けたら安心して、新たな不用品を部屋から移動してくるのはNGです。この機会に家の中の不用品も一斉に処分しましょう。一年に一度は点検して、常に必要品だけを保管するようにしてください。
点検しやすくするため、カラー布テープを使うアイデアを紹介しましょう。
- 白い布テープを、10~15cmに切って左上など定位置に貼り、マジックで見出しを書く。
- 黄色や緑のテープは、季節もの・子どもの物など分類したいときの見出しに使う。
- 赤いテープを、捨てるか迷った物に点検年月を書いて貼る。(見出しの下など定位置に)
テープは、棚に物が入った状態でも見える側面に貼ることがポイントです。こうしておけば、何があるかひと目でわかり、点検も苦になりません。赤いテープの物は、一年間そのままだったら処分しましょう。
3.物置から出てきた不用品を処分する
3-1.不用品をどうするか
不用品の処分の方法がわからないから、片付けができない人が多いのではないでしょうか。処分の方法のいろいろについて知り、最適な処分方法を選びましょう。
3-2.自分の手で不用品を捨てる方法
3-2-1.資源ごみ
本、紙、布類、ビン、缶などは、分別して種類ごとにヒモで縛ったり、ダンボールにまとめたりしておきます。自治体の収集ごみに出せるものは、規則に応じた形ですぐに出せる状態にしましょう。
3-2-2.自治体収集ごみに出せる/出せない? 家電など
- 石油ストーブに残った灯油は完全に取り出し、紙などに染み込ませて捨てます。
- 電気製品は電池をはずして分別しましょう。乾電池は危険ごみ、充電池は電器店などに設置された「電池リサイクルボックス」へ持って行きます。
- 冷蔵庫・冷凍庫、エアコン、テレビ、洗濯機・衣類乾燥機などの廃棄は、購入した販売店に引取を依頼するか、家電リサイクル券を郵便局で購入し、市の指定業者に運搬を依頼するのが基本です。
- 小型家電リサイクルの対象は主にデジタル家電になりますが、自治体の規定を確認しましょう。対象品なら「小型家電リサイクルボックス」などへ持って行きます。
上記に該当しない残りの物が、燃えないごみ、または粗大ごみとして出せる物になるでしょう。
3-2-3.粗大ごみ
自治体によって異なりますが、粗大ごみ用のチケットを購入・貼付したうえ、市の指定収集場所へ決められた日時に自分の手で運んでおくのが一般的です。
3-3.不用品のリサイクルについて
これまで見てきたとおり、リサイクル推進のため、ごみとして捨てらない品目が増えています。不用品の捨て方をひとつずつ調べ、分別してリサイクルボックスへ持って行く、販売店に引取を打診するなど、自分で不用品を処分するには時間と手間がかかり、負担が大きいものです。
3-4.不用品回収業者の利用を検討する
自治体の推奨する処分方法に沿っても、結局は市町村が指定する運搬業者や処分業者を部分的に利用することになります。それでは、不用品の全部をまるごと業者に依頼するほうが効率的ではないでしょうか? 不用品の量、自分がかけられる時間と労力、回収業者に依頼する場合の料金などをはかりにかけて考えましょう。
3-5.不用品回収業者を利用するメリット、方法と料金
不用品の回収には、基本的に運搬料と廃棄品の処分手数料がかかります。作業量が非常に多い場合は人件費も割り増しになるでしょう。しかし、リユース品として買取してもらえる品物があれば、その買取金額分は料金が減額できることになります。最大のメリットは、手間や労力、時間が大きく省けることでしょう。
3-6.不用品回収業者を利用するときの注意点
「全然使っていないきれいな物だから、買取してもらえるだろう」と過度に期待するのは慎みましょう。家電なら、年式の古い不用品に値を付けてもらうのは難しいです。また、買取を期待する不用品に関しては、掃除をして見た目をきれいにしておきましょう。付属品などがそろっていることも条件になります。
4.物置の片付けをプロに依頼する場合
4-1.片付けのプロへ依頼したほうがいい場合
- どこから手を付けたらいいかわからない
- 不用品が多すぎて処分が大変
- 自分で作業するには時間が足りない
- 自分でするには体力的につらい
- ごみの捨て方がわからない
このような状況なら、片付けのプロに依頼するのがいいでしょう。自分ですべてやろうとしても、挫折する恐れがあります。近頃の不用品回収業者は回収にとどまらず、片付けのプロとしてサービスを行うところが多数あり便利です。不用品が多く、雑多なごみも大量に出る場合は「必要なもの以外は捨てたい」とまるごと依頼すると、一気に片付けることができます。
4-2.片付けのプロに依頼するメリット
- 時間や労力を大幅に軽減できる
- 分別の手間が省ける
- ひとつずつ不用品の処分方法を考えなくてすむ
- 不用品の買取も依頼できる
- 一度に大量の物を減らせる
- 物置の片付けで挫折しない
自分の時間と労力はお金に変えられません。片付けが中途半端に終わる恐れがある場合は、プロに依頼するメリットは大きいでしょう。片付けが完璧にできる分、終了後の収納方法の改良に力を注ぐことができます。
4-3.片付けの業者選びのポイント
不用品回収業者のサービス内容と得意分野はさまざまです。まず、自分がどこまでやるか、何をプロに頼むのかを切り分けましょう。リユース品の買取・廃棄処分品の引取・片付けと雑多なごみ処理など、どこまで必要か検討してください。業者にも得意分野があり、料金設定も異なるので、依頼内容に合わせて選びましょう。
4-4.片付けを業者に頼むときのコツ
多様なサービスを請け負っている業者でも、依頼されていない業務を当日に言われてこなすことは難しく、思わぬ追加料金が発生するかもしれません。まず、自分の状況とやってほしいことを整理して伝え、見積もりを依頼します。複数の業者を比較してから依頼先を決定しましょう。見積もりの注意点は以下のとおりです。
- 依頼したいことを明確に伝える
- 基本の料金はいくらか
- 料金に含まれることは何か(スタッフの人数・作業内容もチェック)
- 追加料金が発生する条件は何か
気持ちよく片付けを終了するために、きちんと確認しましょう。
4-5.片付け業者の料金設定はどんなもの?
通常の不用品回収は、買値の付かない品物には処分手数料を一点ごとに支払うのが一般的です。しかし、廃棄品が多い場合は、トラック一杯分などまとめて持って行ってもらうプランを依頼するほうがかなりお得になるでしょう。
参考として、弊社の料金設定をご紹介します。こちらは「部屋の片付け」のプランです。
- 軽トラック1台 3万円
- 軽トラック2台 5万5,000円
- 2tトラック(箱型) 8万円
- 2tトラック+軽トラック1台 11万円
4-6.作業の流れ
弊社の作業の流れは以下のとおりです。片付けサービスの詳細については、ご相談ください。
- お問い合わせ・無料見積もり
- ご依頼(以降キャンセル料金が発生します)
- 片付け作業
4-7.こんな業者に注意!
- 不用品をトラックに載せてから高額な処分料を要求する
- 回収した物を不法投棄する違法な業者
- 約束した日時に現れない
このような不用品回収業者とのトラブルが多数報告されています。手っ取り早く路上で回収業者をつかまえたりするのは危険です。口コミやホームページなどをチェックしたうえで、しっかりした業者を選びましょう。
5.物置の片付けに関するよくある質問
5-1.物置を片付けたいのですが、思い出の品が捨てられません
子どもの作品やトロフィーなどは写真に撮り、現物は処分しましょう。どうしても捨てられないときは、「3点だけ」「部屋に飾りたい品だけ」など限定して残します。
5-2.大量の本が物置にあるのですが
物置に長期しまいこむのは必要のない本です。おそらくもう一度読む機会はありません。本当に必要な本のみ部屋に並べ、ほかは処分しましょう。
5-3.物置に自転車をしまいたい
畳1.5枚分くらいの大きさの物置でも、自転車を入れることは可能です。長辺の壁に沿って棚を設置し、棚の前は通路を確保しましょう。通路がきちんとできていれば物の出し入れがスムーズにでき、通路に自転車を置くことができます。
5-4.五月人形やひな人形はどうすればいいですか
人形を捨てにくい場合は、人形供養をしてもらいましょう。郵送でも受け付けているところもあります。本体以外の付属品などは、分別してごみに出しましょう。
5-5.物置を片付けても、すぐにリバウンドしてしまいます
ひとつ物置にしまったら、代わりにひとつ捨てることを考えましょう。特に大きめの物置の場合は、通路に決して物を置かないようにしてください。物を出し入れするためのスペースをキープすることが、物置収納のコツです。
6.まとめ
いかがでしたか? この記事では、物置の片付けを効率よく行う手順とコツ、リバウンドしない収納方法をご紹介しました。満杯の不用品置き場になったまま放置してしまいがちな物置ですが、業者の手を借り、最速で片付けられる方法もわかっていただけたでしょうか。この記事を参考に、物置をすっきり片付け、活用できるといいですね。