遺品整理で出たテレビの処分方法は? 遺品整理業者を利用するメリット


「遺品整理で出たテレビを処分する方法は?」「自治体で捨てることができるのか」など、テレビの処分で悩んでいる方は多いでしょう。テレビの処分方法は、家電リサイクル法という法律によって定められています。たとえ、遺品であったとしても法律に基づいて処分しなければなりません。本記事では、遺品整理で出たテレビの処分方法を解説します。

  1. テレビを処分する前に確認すべきポイント
  2. 遺品整理でテレビを処分するには?
  3. 遺品整理で出たテレビの処分費用
  4. 遺品整理業者を利用するメリット
  5. 遺品整理とテレビの処分に関してよくある質問

この記事を読むことで、テレビをお得に処分するコツや遺品整理業者を選ぶポイントなどが分かります。気になっている方はぜひ参考にしてください。

1.テレビを処分する前に確認すべきポイント

まずは、テレビを処分する前に確認しておきたいポイントをチェックしておきましょう。

1-1.家電リサイクル法に基づく処分方法

テレビは、家電リサイクル法の対象品目になっているため、自治体回収での処分ができません。家電リサイクル法とは、家電の廃棄量を減らすこと・家電に含まれている有用資源を再利用することを目的とした法律です。対象品目になっているテレビ・エアコン・洗濯機(衣類乾燥機)・冷蔵庫(冷凍庫)の4品目は、メーカーによる回収とリサイクルが義務づけられています。消費者はメーカーに回収を依頼する際に、リサイクル料金の支払いが義務づけられているのです。

1-2.対象になっているテレビの種類

すべてのテレビが家電リサイクル法の対象になっているわけではないので注意が必要です。テレビを処分する前に、対象となっている種類を確認しておかなければなりません。家電リサイクル法の対象品目になっているテレビは以下のとおりです。

  • ブラウン管テレビ
  • 液晶テレビ
  • プラズマテレビ

なお、プロジェクションテレビ・TVチューナーつきパソコンおよびパソコンディスプレイは家電リサイクル法の対象外となります。そのほか、携帯用液晶テレビ・車載用液晶テレビ・業務用テレビも対象外になっているのでほかの方法で処分しましょう。

2.遺品整理でテレビを処分するには?

遺品整理でテレビを処分する方法は、具体的にどのような方法があるのでしょうか。

2-1.家電リサイクル券を購入する

一般的な方法として、家電リサイクル法に基づき、家電リサイクル券を購入する方法があります。事前に郵便局で料金郵便局振込方式の家電リサイクル券に必要事項を記入し、リサイクル料金を振り込む流れです。そして、自分で指定引取場所へ持ち込みます。指定引取場所は各自治体で異なるため、ホームページ等でチェックしてください。また、自分で持ち込みができない場合は自治体に回収を依頼することも可能です。認可を受けた回収業者が自宅にやってきて、テレビを回収してくれるでしょう。

2-2.販売店または家電量販店に依頼する

新しいテレビに買い換える場合、購入先の販売店または家電量販店に回収を依頼することも可能です。ほとんどの家電販売店や家電量販店では、家電リサイクル対象品目の回収を受けつけています。新しいテレビの購入と処分が同時にできる一石二鳥の方法といえるでしょう。たとえ、新しいテレビを購入する予定がなくても、回収を行っている店舗があるので問い合わせてください。回収を依頼する際は、リサイクル料金が必要になります。

2-3.買取専門店やリサイクルショップに売却する

まだ使える状態のテレビであれば、買取専門店やリサイクルショップで買い取ってもらえるかもしれません。買い取ってもらうことができれば処分費用ゼロで手放せるでしょう。できるだけ処分費用をかけたくない方や、まだ使えるのに捨てるのがもったいないと感じている方におすすめの方法です。ただし、すべてのテレビが買取対象になるというわけではありません。壊れているテレビはもちろん、不具合が出ているテレビや製造年月から3~5年以上経過しているテレビが買取不可になることもあります。査定前に、テレビの状態をチェックしておきましょう。

2-4.不用品回収業者または遺品整理業者に依頼する

不用品回収業者または遺品整理業者に依頼するのも選択肢の1つです。遺品整理業者は不用品の回収だけでなく、遺品整理の片付けサービスを行っています。そのため、遠方にいる方でも安心して任せることができるでしょう。わざわざ家に出向く必要もなく、交通費用もかけず遺品整理を進めることができます。具体的なメリットに関しては、後ほど【4.遺品整理業者を利用するメリット】で説明するのでぜひチェックしてください。

3.遺品整理で出たテレビの処分費用

ここでは、遺品整理で出たテレビの処分費用について解説します。

3-1.リサイクル料金は1,296円~

テレビのリサイクル料金は、種類によって異なります。主な料金は以下のとおりです。

  • ブラウン管テレビ(15型以下):1,296~3,094円
  • ブラウン管テレビ(16型以上):2,396~3,634円
  • 液晶・プラズマ式テレビ(15型以下):1,836~3,148円
  • 液晶・プラズマ式テレビ(16型以上):2,916~3,988円

また、メーカーによって料金が異なることもあります。詳しい内容に関しては、家電リサイクルセンターのリサイクル料金一覧表を参考にしてください。

3-2.収集・運搬費用が約2,000円~

自治体から認可を受けた回収業者や家電量販店などに依頼する場合、収集・運搬費用がかかるので事前に確認することが大切です。だいたいの費用は2,000~3,000円になるでしょう。店舗や業者によって異なるため、問い合わせて確認してください。中には、高額な収集・運搬費用を請求する悪質な業者が存在します。また、エレベーターの有無など運搬が困難な場所の場合、費用が割高になる可能性もあるので要注意です。

3-3.不用品の量やサービス内容によって費用が変わることも

不用品回収業者に依頼する場合、不用品の量によって費用が異なります。あくまで目安ですが、不用品1つにあたり約2,000~5,000円の回収費用がかかるでしょう。サイズが大きく重量がある不用品ほど作業員の人数も増えるので割高になりがちです。また、遺品整理業者に依頼する場合は、サービス内容によって費用が変わる可能性があります。遺品整理のほか不用品を処分したり、清掃サービスもお願いしたりすると費用が高くなるでしょう。依頼前に提示された見積書を細部まで確認することが大切です。

4.遺品整理業者を利用するメリット

ここでは、遺品整理業者を利用する主なメリットを解説します。

4-1.体力的な負担が軽減できる

遺品整理業者を利用する大きなメリットは、体力的な負担を減らすことができる点です。遺品の量が多い状態ほど片付けに時間がかかってしまい、体力も奪われてしまいます。特に、テレビを含めた大型家電や家具などは自分で運搬したり片付けたりしなければならないので、体力的に厳しく危険も伴うでしょう。年配者が無理をしてしまうと、ギックリ腰やヘルニアになってしまう恐れもあります。けれども、遺品整理業者に依頼することで体力・気力ともに軽減できるというわけです。また、遺品整理にかかる時間も大いに節約できます。

4-2.自分の代わりに遺品整理をしてもらえる

自分の代わりに遺品整理をしてもらうことができるのも、遺品整理業者に依頼する大きなメリットといえるでしょう。遠方で生活している人にとっては、遺品整理のために時間を作り通わなければなりません。場所が遠いほど交通費も時間もかかってしまい、ストレスや体力面にも大きな悪影響を与えてしまいます。だからこそ、自分の代わりに遺品整理をしてくれる業者に依頼するのがベストです。負担をかけることなくスピーディーに遺品整理を終わらせることができるでしょう。

4-3.遺品の買取も依頼できる

遺品整理業者の中には、不用品の回収だけでなく買取サービスを行っているところがあります。遺品の中にも買い取ってもらえるものはあるので、査定を依頼しましょう。買い取ってもらえるものが多いほど、処分費用の節約につながります。「まだ使えるのにもったいない」「捨てるのはちょっと……」と思っているものも買い取ってもらえれば気持ちも楽になるはずです。不用品の回収と買取が同時に利用できる・遺品整理も行っているという意味では、大きなメリットといえるでしょう。

4-4.業者選びを謝るリスクも……

遺品整理業者に依頼するメリットをお伝えしてきましたが、メリットだけでなくデメリットもあります。主なデメリットは、業者選択を誤ったときのリスクが大きいことです。「大切なものを処分されてしまった」「高額な費用を請求された」など、悪徳業者とのトラブルが増えています。遺品整理を業者に依頼する人が増えるほど、トラブルも増加しているので注意が必要です。業者を選ぶ際は、誤って経験の浅い業者や怪しい業者に依頼しないようにしてください。複数の業者を比較することも大切なポイントです。

5.遺品整理とテレビの処分に関してよくある質問

遺品整理とテレビの処分に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.家電リサイクル法に基づいていない方法で処分するとどうなるのか?
A.基本的に、メーカーと小売業者が家電リサイクル法を破ってしまうと50万円以下の罰金が科されます。消費者の場合、家電リサイクル法上では罰則が定められていませんが、不法投棄した場合は別の罪に問われる可能性があるので注意が必要です。また、回収業者に依頼し不法投棄されていた場合も、消費者に罪が問われてしまいます。

Q.費用をかけずにテレビを処分する方法は?
A.遺品整理で出たテレビを譲ったり寄付したりする方法があります。親族や知人などにテレビを欲しがっている人がいないか尋ねてみるといいでしょう。まだ正常に使えるテレビなら、ありがたく譲り受けてくれる人が見つかるかもしれません。また、テレビを含めた不用品の寄付を受けつけている団体もあります。送料など手数料がかかる可能性もありますが、寄付という形で役に立てるできるでしょう。

Q.高価買取が期待できるテレビは?
A.発売されたばかりのテレビは高価買取が期待できるでしょう。新モデルが登場するほど型落ち品になってしまい査定額が下がってしまいます。そのため、高価買取を期待している方は、なるべく早めに売却するのがおすすめです。また、新機能がついていたり4Kまたは5Kといった最新モデルだったりするほど中古市場における需要が大きいので高値がつきやすい傾向があります。

Q.テレビの買取額がアップするコツは?
A.付属品をそろえることです。購入時の状態であればあるほど高価買取が期待できるので、査定前にリモコンや取扱説明書などの付属品をそろえましょう。買取業者の中には、付属品がなければ買取不可というところもあります。また、事前にホコリなどの汚れを軽く拭き取ることも大切なポイントです。見た目がきれいなテレビほど売却しやすく買い手がつきやすいので、高価買取につながるでしょう。

Q.業者選びのポイントは?
A.どの業者に依頼すればいいのか分からない……と悩んでいる方は、以下のポイントに注目するといいでしょう。

  • 不用品の回収と買取・遺品整理の実績があるか
  • さまざまなジャンルの不用品を扱っているか
  • スタッフの対応がスピーディーで丁寧か
  • 無料見積もりや無料相談を受けつけているか
  • 口コミや評判がいいか
  • 見積書の内容が具体的に記載されているか

遺品整理や不用品の回収と買取を行っている関東家電リサイクル問屋では、無料見積もりを受けつけています。どのような質問にも丁寧に回答しているので、悩んでいる方はぜひ1度ご相談ください。

まとめ

テレビは家電リサイクル法の対象品目になっているので、基本的にメーカーへ回収してもらいリサイクルすることが義務づけられています。ただし、遺品整理で不要になったテレビなら、遺品整理サービスを行っている業者に依頼したほうがスピーディーに処分できるでしょう。テレビ以外にも処分したい遺品をまとめて処分できます。また、業者の中には、回収だけでなく買取を行っているところもあるので費用が節約できるでしょう。遺品でも買い取ってもらえるものは買い取ってもらうのがポイントです。


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