除湿機を買い替える目安やタイミングは? 新機種の選び方も解説!
「除湿機を買い替えたいけど、どんなタイミングがベストなのだろう」「失敗しない除湿機の選び方を詳しく知りたい」とお考えではありませんか? 何らかの理由で除湿機を買い替えたくても、なるべくベストなタイミングを選びたいですよね。それに、どんな機種に買い替えるとよいか、どんな方法で不要になった除湿機を処分できるかなども詳しく知りたいことでしょう。
そこで今回は、除湿機の買い替えについて詳しく解説します。
- 除湿機の寿命が近づくとどんな不具合が見られる?
- 除湿機の寿命は何年ぐらい?
- 除湿機を買い替える目安は?
- 買い替えで不要になった除湿機を処分する方法
- 新しい除湿機を選ぶポイント
- 除湿機の買い替えに関するよくある質問
この記事を読むことで、除湿機を買い替えるタイミングや最適な機種を選ぶポイントなどがよく分かります。除湿機の買い替えをご検討中の方は、最後まで記事を読んでみてください。
1.除湿機の寿命が近づくとどんな不具合が見られる?
最初に、除湿機の寿命が近づくとどんな症状が見られるか詳しくご紹介します。
1-1.除湿性能が落ちる
除湿機の寿命が近づくと、除湿性能が落ちることがあります。以前より除湿に時間がかかる、十分な除湿効果が得られなくなるといった症状が見られる場合は、除湿機の寿命が近づいている証拠です。このまま使い続けても、電気代がかさんでしまうだけなので、早めに買い替えを検討するとよいでしょう。
1-2.異臭がする
動作中に異臭がするようになったら、除湿機の寿命が近づいていると判断してよいでしょう。異臭の主な原因は、除湿機の奥深くに入り込んだ汚れやカビです。異臭がするようでは、除湿機を快適に使えません。また、臭いの原因が汚れやカビの場合、そのまま使用を続けるのは、不衛生であり買い替えがおすすめです。なお、部品の劣化によってショートしている場合、焦げたような臭いがすることがあります。放置すると発火や漏電の危険があるので、速やかに使用を中止してください。
1-3.異音がする
除湿機の寿命が近づくと、異音がするようになることがあります。除湿機は、正常な状態でも多少の動作音が発生するのが一般的です。しかし、明らかにいつもとは異なる音がする、大きな音がするといった場合は、除湿機の内部に何らかの異常が発生していると考えられます。特に、部品の劣化が進んでいる場合は、異音が発生しやすいものです。
1-4.一部の機能が使えなくなる
一部の機能が使えなくなることも、除湿機の寿命が近づくとよく見られる症状になります。よくあるのが、操作パネルのセンサーが不具合を起こしているケースです。特に使用頻度の高いボタン近辺のセンサーは早く劣化するため、不便を感じることがあるでしょう。頻繁に使う機能が使えなくなったら、新しい除湿機に買い替えるのがベストです。
1-5.突然止まってしまう
除湿機の寿命が近づくと、運転中に突然止まってしまうことがあります。特にタイマー設定をしていない、停止ボタンを押していないといった場合は、内部部品の劣化が進んでいる可能性が高く、寿命が近づいていると判断してください。一時的な症状であれば、除湿機をリセットすることで直ることがあります。しかし、リセットを繰り返しても突然止まることが続くようであれば、寿命が近づいていると判断しましょう。
2.除湿機の寿命は何年ぐらい?
除湿機の寿命は何年ぐらいが目安か、具体的に見ていきましょう。
2-1.購入後5~10年程度が目安
除湿機の寿命は、購入後5~10年程度が目安です。実際に、購入後5~10年で不具合が目立つようになり、買い替える人が多くいます。また、メーカーでの補修用部品の保有期間が製造打ち切り後8年程度であることからも妥当といえるでしょう。
2-2.使用方法や使用環境に大きく影響される
除湿機の寿命は、使用方法や使用環境に大きく影響されます。購入後5~10年程度が寿命の目安というのは、あくまでもメーカーが想定した使用方法や使用環境を守っている場合です。ほぼ24時間毎日運転し続ける、乱暴に扱う、特に高温多湿となる場所で使用するといった場合は、購入後5年未満で寿命を迎えることもあります。
3.除湿機を買い替える目安は?
除湿機を買い替える目安について、詳しく見ていきましょう。
3-1.不具合が頻発するようになった
不具合が頻発するようになったら、除湿機の買い替えを早めに検討しましょう。除湿機の不具合について、この記事の「1.除湿機の寿命が近づくとどんな不具合が見られる?」を参考にしてください。早めに買い替えを検討することで、新しい除湿機をじっくり選ぶことができます。
3-2.性能や機能などに不満がある
現在使用中の除湿機の性能や機能に不満がある場合は、買い替えをおすすめします。たとえば、以下のようなケースです。
- 部屋の広さに対して十分な除湿能力がない
- 洗濯物の部屋干しにも活用したい
- 加湿機能や空気清浄機能が欲しい
- デザインが今一つ気に入らない
上記のような不満を持っている場合は、最適な機種に買い替えることで満足度がグンとアップします。
3-3.ライフスタイルが変化した
ライフスタイルが変化したタイミングで、除湿機を買い替えるのもよいでしょう。たとえば、以下のようなケースです。
- 子どもが誕生した
- 親の介護が始まった
- リモートワークなどにより家で過ごす時間が増えた
除湿機は、住環境の快適さを格段にアップします。新たなライフスタイルに合わせて、最適な機種に買い替えるとよいでしょう。
3-4.引っ越しする
引っ越しするタイミングに合わせて、除湿機を買い替えるのもよいでしょう。引っ越し先でも、現在と同様の条件で除湿機を設置できるとは限りません。また、すでに購入して数年程度経過している場合は、引っ越してすぐに不具合などで使えなくなる可能性があります。運搬する手間なども考えると、新しい生活をスタートするのと同時に除湿機を買い替えることがおすすめです。
4.買い替えで不要になった除湿機を処分する方法
買い替えで不要になった除湿機を処分する方法について、詳しくご紹介します。
4-1.自治体回収にゴミとして出す
買い替えで不要になった除湿機は、自治体回収にゴミとして出すことができます。
4-1-1.不燃ゴミとして出す
小型の除湿機は、自治体回収に不燃ゴミとして出すことができることがあります。不燃ゴミとして出す場合は、自治体ごとに決まった曜日・収集時間・収集場所に出しておくと、無料で収集してもらうことが可能です。なお、自治体によって、指定のコンテナに入れる、指定のゴミ袋に入れるといったルールがあるので、事前に確認してください。
4-1-2.粗大ゴミとして出す
多くの自治体では、一定の大きさ以上の除湿機を粗大ゴミに分類しています。不要になった除湿機を自治体回収に粗大ゴミとして出す場合は、事前予約が必要で有料収集となることが多いでしょう。主な流れは、以下をご覧ください。
- 自治体の粗大ゴミ受付窓口に連絡して除湿機の収集を依頼する
- 受付番号・収集日時・収集場所・料金の指示を受ける
- コンビニなどで料金分の粗大ゴミ処理券を購入する
- 粗大ゴミ処理券に必要事項を記入し、除湿機の分かりやすい場所に貼る
- 収集当日になったら、指定時間より前に収集場所へ除湿機を出しておく
- 指定時間以降に自治体が除湿機を収集する
なお、自治体によっては指定のゴミ処理場に直接除湿機を持ち込んで処分してもらえることがあります。詳しくは、自治体のホームページなどで確認してください。
4-1-3.業務用除湿機は産業廃棄物として処分する
業務用除湿機は、産業産業廃棄物として処分する必要があります。そのため、自治体回収にゴミとして出すことはできません。不要になった業務用除湿機は、産業廃棄物収集運搬許可を取得済みの業者に依頼して処分してください。万が一産業廃棄物収集運搬許可を未取得の業者に依頼すると、依頼者と業者の両方が廃棄物処理法違反と判断され、罰金刑が科されることがあります。
4-2.販売店の下取りに出す
販売店によっては、除湿機の新規購入を促すために、不要になった除湿機を下取りしてもらえることがあります。まずは、新規購入を検討している販売店に、下取りしてもらえるか確認してみるとよいでしょう。不要になった除湿機を下取りしてもらうことができれば、買い替えと同時に処分できるほか、新規購入費用から値引きしてもらえることがあります。なお、下取りは、あくまでも新規購入者向けのサービスとなり、下取りだけで依頼することはほぼできません。また、下取り可能なメーカーや機種が限定されていることがあります。
4-3.知人などに譲る
不要になった除湿機でも、まだキレイで十分に使えるものは、知人などに譲る方法もあります。まずは、除湿機を譲り受けてもらえそうな知人などに連絡してみてください。たとえば、部屋ごとに除湿したい、エアコンがない部屋に欲しいといった人は、喜んで譲り受けてもらえるでしょう。譲り先が決まったら、先方の希望をなるべく優先して配送方法や配送手段について話し合ってください。
4-4.不用品回収業者に処分してもらう
買い替えで不要になった除湿機の処分は、不用品回収業者に依頼することもできます。不用品回収業者では、回収後の除湿機を再販や再資源化などで有効活用してもらうことが可能です。また、都合のよい日時と場所で回収してもらえる、処分にかかる手間や時間を節約できる、除湿機以外の不用品を同時に処分してもらえるなど多くのメリットがあります。なお、除湿機だけを処分するか、そのほかの不用品を同時に処分するかなどによって処分費用が異なるため、まずは見積もりを依頼して検討してみるとよいでしょう。
4-5.買取に出す
不要になった除湿機でも、状態によっては買取に出せることがあります。
4-5-1.買取してもらえる除湿機の条件は?
以下のような条件を満たす除湿機は、買取してもらえる可能性が高くなります。
- 人気メーカー品(シャープ・パナソニック・ダイキン・ダイソンなど)
- 年式が新しい
- 使用感が少ない
- タバコやペットなどのひどい臭いがない
- 外観に目立つ汚れ・傷・破損などがない
- 購入時の付属品が揃っている
なお、業者によっても査定基準が異なるため、複数の業者に査定を依頼してみるのが一番確実です。
4-5-2.除湿機を買取に出す方法は?
除湿機を買取に出すには、以下のような方法があります。
- 中古家電買取専門業者に売る
- リサイクルショップに売る
- 不用品回収業者に買取してもらう
- ネットオークションやフリマアプリに出品する
なお、上記の方法のうち、一番おすすめは、不用品回収業者に買取してもらう方法です。都合のよい日時と場所で回収してもらえる、万が一買取不可になってもそのまま引き取り処分を依頼できるなど、多くのメリットがあります。当関東家電リサイクル問屋でも、不要になった除湿機を可能な限り買取していますので、お気軽にお申し付けください。
5.新しい除湿機を選ぶポイント
新しい除湿機を選ぶときには、いくつか押さえておくべきポイントがあります。
5-1.部屋の広さに対応している
まずは、使用する部屋の広さに対応しているかチェックしてください。除湿機は、機種によって対応可能な部屋の広さが異なります。部屋の広さに対して除湿機の性能が低いと、除湿効果が十分に得られない、除湿機に過度な負担がかかってしまうといったことがあるので注意しましょう。
5-2.欲しい性能や機能がある
新しい除湿機を選ぶときは、欲しい性能や機能があるかどうか、仕様をしっかり確認しておくことが大切です。基本的な性能とごくシンプルな機能だけのスタンダードモデルから、高性能・高機能のハイエンドモデルまで、なるべく幅広い機種を比較してベストを選ぶとよいでしょう。なお、高性能・高機能機種になるほど価格も高くなるため、予算との兼ね合いも考える必要があります。
5-3.簡単に手入れできる
新しい除湿機を選ぶなら、簡単に手入れできることも忘れずにチェックしてください。除湿機は、ホコリや手あかなどの汚れが付きやすいほか、カビが繁殖しやすいからです。衛生的に使用するためには、こまめな手入れが必要になります。たとえば、フィルター交換が簡単、排水タンクの容量が多くて交換頻度が少ないなどです。
5-4.デザインがよい
デザインがよいことも、新しい除湿機を選ぶときに外せないポイントです。デザインは、除湿機の性能や機能に直接影響を与えるわけではありません。しかし、除湿機は部屋に据え置いて使うことがほとんどであり、インテリアとして調和することを考える必要があります。実際に、除湿機のデザインが部屋に置いたときに違和感がないと、高い満足度につながるものです。
5-5.静音設計
除湿機を選ぶときは、静音設計であるかどうかもチェックしておくとよいでしょう。特に、小さな子どもがいる、集合住宅での騒音が気になるといった場合は、必ず確認しておくべきです。機種によっては、動作時の音量が想像以上に大きくなるものもあります。音量を気にして除湿機の使用を控えるのでは意味がないので、よく考えて選びましょう。
5-6.そのほかのチェックポイント
そのほかにも、以下のようなポイントをチェックして総合的にベストな機種を選ぶとよいでしょう。
- 価格が予算内に収まる
- 設置場所の条件に合う
- 好みのメーカー
6.除湿機の買い替えに関するよくある質問
最後に、除湿機の買い替えに関する質問に回答します。それぞれ役立ててください。
Q.購入後10年経過した除湿機でもまだ正常に使えるのですが?
A.正常に使えるのなら、無理に処分する必要はありません。ただし、購入後10年経過している除湿機は、部品の劣化が確実に進んでいます。突然故障してもおかしくないので、早めに買い替えを検討するとよいでしょう。
Q.人気メーカー品の除湿機に買い替えるメリット・デメリットは?
A.以下を参考にしてください。
メリット
- 販売店での取り扱いが多い
- 一定の信頼度がある
- サポート体制が充実していることが多い
デメリット
- 不人気メーカー品より購入費用が高くなりがち
- 性能や機能の割には割高になることがある
Q.高価な除湿機のほうが長持ちすると聞いたのですが?
A.一概にはいえません。除湿機の金額と寿命の長さは、必ずしも比例しないからです。ただし、高価な除湿機のほうが丁寧に扱うようになるなどの理由から、結果的に長持ちする可能性はあります。
Q.ネットで除湿機を買い替えるメリット・デメリットは?
A.以下をご覧ください。
メリット
- さまざまなメーカーや機種を簡単に比較できる
- 実店舗より価格が安いことがある
- 好きなタイミングで自宅などからでも購入できる
デメリット
- 不要になった除湿機を下取りしてもらえるケースが少ない
- 実物を目にしていないので実際の大きさやデザインなどをイメージしにくい
- 手元に届くまで数日程度はかかる
Q.除湿機をなるべく高く買取してもらうポイントは?
A.以下を参考にしてください。
- キレイにクリーニングしておく
- 購入時の付属品を揃えておく
- 不要になった時点ですぐ買取に出す
- 除湿機の買取を強化している業者に買取してもらう
まとめ
今回は、除湿機の買い替えについて詳しく解説しました。除湿機の寿命は、購入後5~10年程度です。寿命が近づいた除湿機は、除湿性能が落ちる、異音や異臭がする、突然止まってしまうなどさまざまな症状が見られるため、早めに買い替えを検討してください。また、ライフスタイルの変化や引っ越しなどのタイミングで買い替えるのもよいでしょう。なお、買い替えで不要になった除湿機は、信頼できる不用品回収業者に処分を依頼するのがおすすめです。当関東家電リサイクル問屋でも、買い替えで不要になった除湿機の処分を多数お受けしていますので、お気軽にお問い合わせください。