ガラクタを捨てる基準は? 増えることの問題点や捨てるメリットも


「ガラクタを処分したいのに、いつか使うかもしれないので捨てられない」と、悩んでいる方は多いのではないでしょうか。ガラクタといってもさまざまな形や大きさ・素材があるため、何ゴミになるのか悩みがちです。しかし、そのまま放置するわけにもいきませんよね。

そこで、本記事では、ガラクタを捨てるメリットや捨てる基準などについて解説します。

  1. ガラクタとは?
  2. ガラクタが増える問題点
  3. ガラクタを捨てるメリット
  4. ガラクタを捨てる基準
  5. ガラクタを捨てることに関してよくある質問

この記事を読むことで、ガラクタを捨てる基準などが分かります。悩んでいる方はぜひチェックしてください。

1.ガラクタとは?

ガラクタとは一体どのようなものなのでしょうか。

1-1.自分の精神に悪影響を及ぼすもの

他人からはガラクタに見られても、自分にとっては必要だと思っているものもあります。ガラクタについて一言で説明できませんが、簡単にいうと自分の精神に悪影響を及ぼしてしまうもののことです。「何とか整理したい」「処分しなければならないな」と思っているようなもの、見るたびに片付けなければならないと感じるものはガラクタといってもいいでしょう。どんなものがガラクタか分からない場合は、気持ちの面であまり良い感情を抱かないもの=ガラクタだと判断してください。

1-2.今使う必要がないもの

周囲にあるものの中には、今使っていないものや必要ないものもあるはずです。あなたにとって今使う必要がないものはガラクタだと判断することができます。ガラクタをためこんでしまう人の多くは、「いつか使うかもしれない」と取っておくケースがほとんどです。自分に言い訳を作り、ガラクタや不用品をついためこんでしまいます。そのままではいつまでたっても片付かないため、思いきって処分しましょう。

1-3.愛していないもの・ぐしゃぐしゃになっているもの

愛していないもの・ぐしゃぐしゃになっているものもガラクタです。日本語におけるガラクタは、ガラガラとものが当たって出る音を表す「ガラ」とゴミという意味の「あくた」が語源となります。断捨離のバイブル本として有名なカレン・キングストンの「ガラクタを捨てれば自分が見える」という本では、ガラクタが以下の4種類に分類されているのです。

  • 使っていないもの・愛していないもの
  • きちんと整理されていないもの(ぐしゃぐしゃになっているもの)
  • あまりにも狭いスペースにたくさんありすぎるもの
  • すべきことが終わっていないものすべて

2.ガラクタが増える問題点

ここでは、ガラクタが増える問題点をいくつか紹介します。

2-1.そのまま放置するとゴミ屋敷になってしまう

ガラクタが増え続けそのまま放置すると、いつか家がゴミ屋敷になってしまいます。実際、現在の日本ではゴミ屋敷が社会問題になりつつある状態です。ゴミ屋敷になってしまうと、さらにいろいろな問題が発生することになります。たとえば、悪臭や害虫の発生です。近隣住民とトラブルになったり、公道にまでゴミがあふれたりと、行政までも巻き込む問題へと発展してしまいます。いつか対処しなければならないと考えるだけでは、いつの間にかゴミ屋敷になることもあるので要注意です。早めに片付けたほうが時間も労力もかからずに済みます。

2-2.生活や健康面に悪影響を及ぼす

ガラクタがあふれかえっている部屋では、生活面に悪影響を及ぼす危険があります。不用品が散乱しているとホコリがたまりやすくなり、常に汚い空気が漂うことになるのです。ガラクタに囲まれている人ほど、体調不良が起こりやすく、毎日憂鬱(ゆううつ)な気分になってしまいます。生活が不便になるだけでなく、体調がどこかスッキリしません。また、幼い子どもや高齢者は身体面にダメージが大きくかかるので気をつけてください。

2-3.大ケガをする恐れも

ガラクタを放置することで大ケガをする危険もあります。何を置いているのか把握できない状態は非常に危険です。特に、足の踏み場もない状態では、いつ転んで大ケガをするのか分かりません。ガラクタを集める傾向が強いのは若者よりも高齢者なので、家族が気をつかう必要があります。ガラクタを放置することがどれだけ危険なのか・片付けることでどのようなメリットが生まれるのか丁寧に説明すれば、きっと理解してくれるはずです。特に、高齢者は転んだだけで骨が折れてしまい、生活に支障をきたす恐れがあります。

3.ガラクタを捨てるメリット

それでは、ガラクタを捨てる主なメリットを解説します。

3-1.収納スペースや心の余裕が生まれる

ガラクタを捨てることで家がスッキリとした状態になります。その結果、収納スペースが増え、大切にしたいものを大事に保管することができるでしょう。いつもと違うところに目がいくようになり、どこに何があるのか把握しやすくなるのも大きなメリットです。収納スペースに余裕が生まれるからこそ、心の余裕も自然と出てきます。そして、要らないものを捨てる余裕も生まれるのです。片付けや探しものに多くの時間や体力を使わずに済み、その分だけほかのことに投資できるようになります。つまり、ガラクタを片付けると時間が有効活用できるでしょう。

3-2.気を引くものが大幅に減る

ガラクタをきれいに片付けることで、気を引くものが大幅に減るのも大きなメリットでしょう。たくさんのものであふれているほど、あちこちに気を引いてしまい家の中なのに疲れてしまいます。疲れを十分に癒(い)やすことができず、毎日疲れを感じるようになるのです。しかし、ガラクタを少なくすることで気を引くものが減り、エネルギーが1点だけに集まるようになります。その結果、何かをする根気が長く続いたり、時間や体力を無駄使いしなくなったりするのです。

3-3.健康面だけでなく心の平和も増える

身のまわりにあるものを最小限にすることで健康面に良いメリットが生まれるだけでなく、心の平和も増えるようになります。ガラクタであふれている生活はあちこちに気が散ってしまい、くだらないことで悩みがちです。精神が不安定な状態が続く点は大きなデメリットだからこそ、ガラクタを片付けることで精神が安定し、平常心が研ぎ澄まされるようになるでしょう。実際に、ガラクタを片付けてからくだらない悩みやパニックになることが減る一方で、より冷静でいられるようになったなどの報告があがっています。

4.ガラクタを捨てる基準

ここでは、ガラクタを捨てる基準をいくつか紹介します。

4-1.質問を1つだけ自分に投げかける

自分にとって捨てたくない・ずっと持っておきたいガラクタがあるはずです。しかし、1度だけ「これは自分にとって幸せを生み出してくれるものなのか?」と問いかけてみてください。もし、あなたにとって幸せを生み出す内に入っているものであれば、そのまま大切に保管しても構わないかもしれません。けれども、答えがノーなら、あなたの幸せには必要ないものなので処分してください。1番散らかっている場所を思い浮かべ、自分に質問しながら捨てるか取っておくか判断しましょう。また、これからの自分の幸せに必要なものなのかも考えてください。

4-2.実際に見たとき、良い感じがするかしないか

実際に、ガラクタを手に取ってください。持っているものを見たときに、良い感じがしなければあなたにとって必要ないものだと判断できます。そのものを実際に見たときに、良い感じがすれば手元に残してもいいでしょう。つまり、自分の感情を基準にするのも大切なポイントとなります。素直な感情に従って処分したものであれば、捨てても後悔することはありません。ただし、自分の感情に従うときは感情的になり過ぎないことが大前提です。感情的になり過ぎて捨ててしまえば、後悔する可能性が高くなります。冷静になってから判断してくださいね。

4-3.部屋の外にいても邪魔だと感じるか

自分の感情に従って処分する基準として、もう1つあります。それは、部屋の外にいても邪魔だと感じるかどうかです。実際に、対象のものが目の前になくても、ふと邪魔だなと思ったものはあなたにとって必要ないものといえるでしょう。「なぜ保管していたのか」「どうして手元に残したいと思ったのか」と考えて、自分の感情に従ってください。1度でも邪魔だな、処分したほうがいいかもと思ったものは早めに捨てることをおすすめします。

4-4.同じもので代用できるか

不用品をためこんでしまう人ほど、同じものを何個も持っている傾向があります。そのため、同じもので代用できるものがあれば、それ以外のものは処分してください。たとえば、クローゼットの中を見ると、いくつも同じ洋服が並んではいないでしょうか。同じものを持っているとスペースが無駄になってしまうため、代用できるものがないか考えます。そして、ほかに代用できるものがあれば処分するのが大切です。そうすることで、収納スペースに余裕が生まれ、本当に必要なものだけに絞ることができるでしょう。

5.ガラクタを捨てることに関してよくある質問

ガラクタを捨てることに関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.ガラクタを捨てるきっかけは?
A.新居に引っ越しするとなると、できるだけものを減らしたいですよね。新居に必要ないガラクタを持って行ってしまうと、せっかくのきれいな状態がすぐに汚くなってしまいます。また、年末年始に向けて大掃除を始める方も多いでしょう。大掃除はガラクタを捨てる大きなきっかけとなります。

Q.ガラクタによる主な悪影響は?
A.前述したように、ガラクタがたまり始めると気がつかないレベルでエネルギーが奪われてしまいます。たとえば、収納スペースがなくなるので新しいものが入ってこなくなるのです。新しいものを購入しても収納するスペースがありません。また、疲れやすくなったり集中力が落ちやすくなったりして、良い結果が出なくなるのです。さらに、だんだんネガティブになったり、注意散漫になったりする可能性もあります。ガラクタによる悪影響は精神面にも大きく響くことになるでしょう。

Q.明らかにゴミと思えるものは?
A.ほかの人が見ても明らかにゴミと思えるものは以下のとおりです。

  • バーゲンなどで買ったもの(100均一グッズや洋服など)
  • 大量に持っているだけで安心できるもの(タオルや靴下・パンツなどのインナー)
  • 見栄(みえ)のために持っているもの(ときめかないけど高かったから持っていたものなど)
  • 自分の容姿や生活が劇的に変わるのではないかと期待したもの(化粧品やヘアケア商品など)

自分が持っているものを見直し、上記の項目に当てはまるか考えてください。今まで持っていたものがガラクタに見え始めることもあります。

Q.親がガラクタをためこんでいる場合の対処法は?
A.つい無理に片付けようとしたり、親を責めたりしてしまいがちですが、無理強いは禁物です。また、家族にとってはガラクタに見えるようなものでも、親にとっては宝物に感じているものもあります。なぜ大切に保管しているのか理由を尋ねながら、ガラクタを処分したらどうなるのか・どんな効果があるのかなどを丁寧に伝えることが大切です。親の気持ちを理解するところから始めるといいでしょう。

Q.ガラクタをお得に処分するコツは?
A.ガラクタを処分するにもお金がかかりますが、買取サービスを行っている業者に依頼すればお得に捨てることができます。ガラクタの中には、買い取ってもらえるものもあるでしょう。たとえば、関東家電リサイクル問屋では、買取だけでなく格安料金での回収も行っています。買取と回収が同時に利用できるため、買取不可になったとしてもそのまま処分がご依頼いただけるのでご安心ください。

まとめ

ガラクタを捨てる基準をしっかり明確にすることで、自分にとって必要なものだけをまわりに置くことができます。部屋を片付けてきれいにすれば、心に余裕が生まれ、収納スペースにも空きができるでしょう。心だけでなく身体面にも良い影響が出るのは間違いありません。また、大量のガラクタを持っている方は、買取サービスを利用すればお得に処分できます。業者の力を借りながら、ガラクタを処分するための基準とポイントを把握し、家の中にあるガラクタを片付けてください。買取と回収を行っている業者なら、買取不可になっても処分できますよ。


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