自分が死んだあとってどうするの?遺品整理で困る物ってなに?


4a67e688-fc8f-4494-a820-d36cba306621近年就活ならぬ【終活】って言葉をよく耳にしますね。この終活、ようは自分が死んだあとに遺族に手間をかけないようにするための生前整理の言い換えた形なんです。
遺品整理もここ最近増えた言葉ですよね。エンディングノートなんてものも存在しますし、老人ホームなんかでも置いてあります。筆者的には老人ホームに置いてあるのは大変遺憾です。病院にこそありませんが、寿命が近いから考えてください。死んだあとはうちに依頼してください。片付けますよ~と言わんばかりのセールストーク。なんか老人ホーム側の意向も疑わしいくなりますね。
まぁ、そんな生前整理、終活で遺族が片付ける時に困ってしまう遺品ってなんだろう。をまとめていきます。

1.生前整理のポイントとは?

まず、生前整理のポイントをいくつかご紹介します。

1-1.基本的に遺族は何が残っていても困る事を理解する。

まず、遺族は基本的に何が残っていても困ります。それが鉛筆1本だとしても。
もし、あなたが配偶者を先に亡くしている場合一度は経験していると思いますが残された者は遺品でしか貴方の思いを残していられません。

  • 父が使っていた工具
  • 母が使っていた包丁

などその人を象徴するものは余計に捨てられない気持ちでしょう。
生前整理とは、生きているうちに売れるものは売って荷物を片付けましょう。とほとんどの葬儀社、リサイクルショップが言っていますが、本当にそんな意味なんでしょうか?
生前整理とは、自分がいなくなったあとに残された遺族に自分の大切なものを受け継いでもらう準備ではないかと考えています。

1-2.元気なうちに出来ること。後から後悔する前に

よくお客様の中に
【自分が元気だったらできたのに】
【子供たちに迷惑かけた】
そんな言葉を口にする方が多くいます。
元気だからそのうちすればいいかな。それはいいことです。筆者も賛成しますが、その日は突然きます。

  • 急な病気
  • ぎっくり腰
  • 怪我

失礼な言い方ですが老体では回復が遅く、実際に腰を痛めて重たいものが持てない、歩くのも大変。ってお客様も多く見てきました。
もし時間があるなら生前整理は早めに始めたほうが後悔しないかもしれません。

2.遺品整理で残されて困るもの・困ること

2-1.遺品整理で残された家族は考えているよりあなたの物を見ていない

残された遺族は遺品整理をしていく上でどうするでしょう。

  • DVDやビデオテープを見ると思いますか?
  • 写真を見ると思いますか?
  • 洋服タンスを片付けると思いますか?
  • タンスの中を見るでしょうか?

答えはほとんどがNOです。筆者が過去に見てきた、聞いてきた内容では半分以上の遺族たちが

  • 通帳
  • ハンコ
  • 権利書

など最低限のもの以外あまり持ち出しません。以前本をまとめようと持ち上げたら本の間から1万円が4枚落ちてきました。筆者はそのまま資源ゴミにするつもりで縛っていたので落ちてこなければ見つけませんでしたし、食器棚の引き出しの裏に20万円のへそくりがあったこともありました。ゴミ業者が解体してトラックに積んでいるのを横で見ていたから発見できました。
食器棚の中に指輪が入ったままのこともありました。
大切なものは遺族に、家族に言葉で伝えましょう。残してあげても遺族の手に渡らないこともあります。大切なものは生前に自分の言葉で伝えてあげましょう。

2-2.どうでもいいものほど捨てるのは面倒になる

仮に、2K程度のアパートに住んでいたとして何が残されて困るでしょうか?

  • 家具
  • 家電
  • 家庭菜園
  • 雑貨
  • 食器

なにが困ると思いますか?
ここ数ヶ月お客様と直接接してきて思ったのは

  • 家電

です。市の粗大ゴミで捨てることができないので家電リサイクル料金を払って弊社のように運搬をしてくれる業者を探さないといけないからです。
もし使える新しくなくても6年程度前のものであれば買取先や値段が付いたりすることもありますが古くなるとせっかく家具や雑貨は粗大ゴミなどで廃棄しても家電が残って業者に依頼することになります。

  • 家具

についてはできる限り早い段階で大きなものは処分して誰でも運べるような小型なものにするほうがいいかもしれませんね。

2-3.基本的に自分たちで片付ける人・片付けない人は極端に分かれる

筆者が見てきた中で

  • 自分たちで遺品整理をする人
  • 業者に任せてしまう人

両極端です。自分たちでやっている人は家に伺うと家電しか残っていないので見積もりもメーカー、容量などの確認で簡単ですが、本人たちは一切何もしないから片付けといてください。って方は本当に何も片付けません。
自分が死んだ後のことはあまり考えたくはないですが、家族と事前にどうするのかを話し合っておいたほうがいいかもしれません。

3.遺品整理で残されたものを処分していく上で

3-1.自分たちでどうにか片付けたい

遺品整理をしていく中で荷物を自分たちでどうにか片付けたい。実際にはそんな方法も可能です。しかも簡単です。
家庭で多いゴミは

  • 紙類
  • 洋服
  • 金属(家電)

この3種類です。運び出してみると家具や布団は予想外に少ないです。1週間のうち紙ゴミ、洋服関係は資源ゴミなので捨てれる日が決まっていると思いますが

  • ちり紙交換(実際にたまに走っています。近所に聞いてみては?)
  • 古着屋に無料で置いてくる。(キングファミリーは査定0円で置き逃げができます。くわしくはここ

金属は燃えないゴミの日や粗大ゴミでズバッと捨てちゃいましょう。
家具は粗大ゴミなので軽トラックをレンタルすると早いです。
残った食器や細かい雑貨は燃えるゴミや燃えないゴミに分別していくとかなり少なくなるので素人で軽トラックしかなくても5日程度で一軒家が綺麗さっぱりです。
冷蔵庫やエアコンなどは弊社のように専門業者に依頼して捨ててもらいましょう。冷蔵庫、洗濯機だけでも1万円しないので重たくて動かしにくいものは任せたほうがいいですね。

3-2.業者に丸投げしてしまう人は注意しましょう。

業者に丸投げしてしまう人は何社か見積りを取るといいでしょう。遺品整理士など在籍してもしてなくても変わりません。あなたにとってその会社が一番かどうかです。

  • トラブルがあった時に対応してくれそうか?
  • 遺品整理に対し真剣に取り合ってくれるのか?

など実際に会ってみれば解ることもあると思います。安い業者が悪いわけではありませんし、高すぎるとぼったくりです。もしあなたが遺品整理を始める前になくなった方と片付けのことを話していないなら、遺品整理業者に任せる前に一度荷物を確認してみてはいかがでしょうか?もしくは作業中に立ち会ってもいいかと思います。遺品整理業者は遺品を【リサイクル】として古物市場に流したり海外へ輸出したりするでしょう。二度と手元に戻っては来ないので依頼する前に十分注意しましょう。

おわりに

いかがでしたか?遺品整理って言われてもピンと来ないしnゴミ片付けだから簡単でしょ。なんて思っていいたら遺族は結構大変なようです。今日は

  • 生前整理のポイントとは?
  • 遺品整理で残されて困るもの・困ること
  • 遺品整理で残されたものを処分していく上で

以上3点をご紹介しました。生きている間に残される遺族に対してどうして欲しいのか。片付けはどうするのか?縁起でもない話ですが実際に直面した時に困る話なのでこれらは向き合う必要があるかもしれません。なれない片付けで大変だと思いますが、少しでも自分たちで片付けられたら親孝行かもしれませんね。


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