遺品整理は悪徳業者に要注意! 主な被害事例と間違いない見分け方!


「遺品整理では悪徳業者が多いから注意が必要と聞いたけど、具体的な見分け方を知りたい」とお考えではないでしょうか?

核家族化や超高齢化社会が進み、遺品整理の需要が年々増え続ける今、悪徳業者による被害も比例して増えているのが現状です。遺品整理で失敗しないためにも、悪徳業者の特徴を知ってきちんと対策する必要があります。

そこで今回は、遺品整理の悪徳業者の特徴や被害実例などについて詳しく解説しましょう。

  1. 遺品整理の悪徳業者の特徴は?
  2. 遺品整理の悪徳業者の被害事例を紹介
  3. 遺品整理の悪徳業者の被害を防ぐ方法
  4. 遺品整理の優良業者を見分けるポイント

この記事を読むことで、遺品整理の悪徳業者を見分けることができたり被害に遭わないためのポイントがよく分かったりします。近々遺品整理のご予定がある方には、お役に立てることでしょう。

1.遺品整理の悪徳業者の特徴は?

最初に、遺品整理の悪徳業者にはどんな特徴があるか、具体的に見ていきましょう。

1-1.営業スタイルが飛び込み訪問や勧誘電話

悪徳業者の営業スタイルは、飛び込み訪問や勧誘電話が主体です。いきなり飛び込み訪問してきたり、しつこく勧誘電話をかけてきたりする業者は、総じて注意してください。特に、平日の昼間は、高齢者や女性が1人で在宅することが多く、悪徳業者のターゲットになりやすいので気を付けましょう。

1-2.料金体系が不透明

悪徳業者は、料金体系が不透明なのも特徴です。悪徳業者の多くは、根拠のない激安価格を提示し、契約しようとしてくることでしょう。しかし、どれぐらいの作業量でいくらといった提示がないため、あくまでも不透明です。安い料金で依頼できるのならと契約してしまうと、すべての作業が終わった後で、思わぬ高額請求をされることがあるので気を付けてください。納得いかないと抗議しても、すべての作業が終わった後であるため、泣く泣く高額な費用を支払うことになるケースが多く見られます。

1-3.何かと理由を付けて家に上がりたがる

何かと理由を付けて家に上がりたがるのも、悪徳業者の特徴の一つです。たとえば、話を聞くだけでもよい、見積もりだけなら無料だからといった理由で家に上がり込もうとします。悪徳業者に上がり込まれたら、なかなか帰ってくれないので注意してください。中には、契約するまで帰らない、としつこく居座るケースも多発しています。

1-4.依頼していないものまで勝手に回収しようとする

依頼していないものまで勝手に回収しようとするのも、悪徳業者によくあるパターンです。悪徳業者の目当ては、以下のように金銭価値が高いものになります。

  • 貴金属類
  • 人気ブランド品
  • 年式が新しい家電
  • ブランドものや高級素材を使用した家具
  • 骨とう品
  • 趣味のコレクション
  • 洋酒
  • スポーツ用品
  • AV機器

中でも、貴金属類は、効率よく利益を出せることで悪徳業者に狙われる可能性が高くなります。「見積もりだけでも出させてほしい」と言われて手渡した結果、そのまま安い金額で無理やり買取されてしまったというケースもあるので、気を付けてください。

1-5.強い言葉や態度で契約しようとする

悪徳業者は、強い言葉や態度で契約しようとします。特に、高齢者や女性には、強気な態度で契約を迫ることが多いのが特徴です。気が弱い人や優柔不断な性格の人は、悪徳業者のカモになりやすいので注意しましょう。強い言葉や態度に怖くなって契約してしまうと、思わぬトラブルに巻き込まれることがあります。

1-6.身分証や社員証の提示を渋る

スタッフが身分証や社員証の提示を渋ったら、悪徳業者である可能性が高いといえます。悪徳業者は、自分たちの情報を伝えることで、詳しく調べられることを嫌うからです。優良業者であれば、きちんとした自社ホームページがあり、スタッフも名刺を持参していることでしょう。堂々と名乗って営業活動できない時点で、怪しいと判断してください。

1-7.正式な契約書を作成せずに契約しようとする

悪徳業者は、正式な契約書を作成せずに契約しようとするのも特徴になります。口約束だけで進めようとする業者はトラブルの原因になるので、絶対に避けてください。見積もりでは安い金額を提示して契約を取り、実際に作業してから高額請求するケースが多いからです。依頼者が抗議しようにも、正式な契約書がないために聞き入れてもらえない、証拠がないために訴えにくいといったことになります。

2.遺品整理の悪徳業者の被害事例を紹介

ここでは、遺品整理の悪徳業者の被害事例を3パターンご紹介しましょう。

2-1.大切な形見を勝手に回収されてしまった

Aさんは先日母親が亡くなったため、実家の遺品整理をある業者に依頼しました。ちょうどキャンペーン中とのことで、安い金額で依頼できると聞いたからです。確かに、安い金額で依頼できたのは事実ですが、母親の形見である貴金属類を勝手に回収されてしまいました。しかも、Aさんが気付いたときにはすでに転売されてしまっており、大切な形見を二度と手にすることができなくなってしまったのです。

2-2.見積もりよりもはるかに高額な費用を請求された

2人の子どもを子育て中のBさんは、父親の遺品整理費用をなるべく節約したいと考えていました。そんなときに、ある業者がタイミングよくポストにチラシを入れてきたのです。読んでみると相場より相当に安い金額で遺品整理ができるとのことだったので、早速業者に連絡し、見積もりを依頼しました。チラシの内容どおりの金額を提示されて安心したBさんは、正式に契約することにしたのです。しかし、すべての作業が終わった後ではるかに高額な費用を請求され、びっくりしてしまいました。話が違うとBさんが抗議しても、業者は何かと理由を付けて何も問題ないと主張するばかりで、泣く泣く支払うことになったのです。

2-3.雑な作業で家に傷を付けられた

Cさんは賃貸物件に1人暮らししていた父親が亡くなったため、急いで遺品整理を行う必要がありました。そこで、よく調べずにたまたま電話をかけてきた業者に依頼することにしたのです。急な依頼でも、希望日時で作業してもらえることにホッとしたCさんは、すべての作業を業者にまかせることにしました。しかし、作業終了後に家の中をチェックした際、明らかにものをぶつけた傷が複数見つかったのです。業者に連絡しようとしても、なぜか使われていない電話番号であり、音信不通になってしまいました。結局、Cさんは補修費用を上乗せされ、高額な退去費用を支払うことになってしまったのです。

3.遺品整理の悪徳業者の被害を防ぐ方法

遺品整理の悪徳業者の被害を防ぐ方法について、詳しく見ていきましょう。

3-1.評判のよい業者に依頼する

遺品整理の悪徳業者の被害を防ぐには、さまざまなポイントをチェックして信頼できると判断した業者に依頼することが基本です。単に金額が安いという理由だけで選んだ業者に依頼すると、高確率で失敗します。具体的にどんな業者に依頼すべきかについては、この記事の「4.遺品整理の優良業者を見分けるポイント」を参考にしてください。

3-2.不審な点がある業者は家に上げない

不審な点がある業者は、家に上げないことも鉄則です。家に上がる前は礼儀正しく接していたのに、家に上がった途端、案内していない部屋を勝手に物色したり、依頼していないものまで無理やり回収したりすることがあります。また、契約するまで座り込んで動かなくなるケースもあるでしょう。こうした点からも、いきなり訪問してくる業者は悪徳業者と判断して取り合わないことが重要です。

3-3.契約書をよく読んでから押印・サインする

契約書をよく読んでから押印・サインすることも、悪徳業者の被害を防ぐ方法になります。悪徳業者は、契約内容を業者側に都合がよいように作成し、依頼者に急いで押印・サインするように迫ることがあるので注意しましょう。中でも、特約事項は、思わぬ不利な条件を提示されていることがあるので気を付けてください。契約書は、面倒でも隅々までよく読み、不明な点や間違いがあったらすべて指摘し、業者から説明を受けると同時に訂正を依頼しましょう。そのまま押印・サインすると、トラブルの原因になります。

3-4.場合によっては警察に通報する

場合によっては、警察に通報することも有効な方法です。悪徳業者は、警察へ通報されることを極端に恐れています。警察の手が入ると、次々に悪事がバレてしまうからです。まずは、「すぐに帰ってくれなければ通報します」と伝えてみましょう。多くの業者は、引き下がるはずです。なお引き下がらない場合は、その場で通報して警察の到着を待ちましょう。

4.遺品整理の優良業者を見分けるポイント

ここでは、遺品整理の優良業者を見分けるポイントについて詳しくご紹介します。

4-1.遺品整理で豊富な実績がある

まずは、遺品整理で豊富な実績があることを確認してください。豊富な実績があることは、多くの依頼者から信頼され、選ばれ続けてきた証拠です。また、豊富な実績により作業ノウハウが蓄積され、要望に対して柔軟に対応してもらえるのもメリットといえます。さらに、長年の実績がある業者なら、より安心です。

4-2.見積もりを無料で行っている

遺品整理の優良業者を見分けるには、見積もりを無料で行っているかどうかチェックしてみてください。遺品整理の費用は、部屋数や広さ・物量・汚れ具合などにより、まちまちです。そのため、ほとんどの場合で、正式に依頼する前に見積もりが必要になります。このとき、優良業者は、あえて見積もりを無料にすることで依頼者の心理的なハードルを下げているのが特徴です。結果的に、無料の見積もりから正式な契約に多くつながっている点でも、賢い判断ができる業者といえます。

4-3.料金システムが分かりやすくてリーズナブル

優良業者の特徴として、料金システムが分かりやすくてリーズナブルなことも挙げられます。遺品整理は、部屋数や広さ・物量・汚れ具合・買取となる遺品の有無などで、費用が大きく異なるため、一概にいくらでできると断言しづらいものです。しかし、優良業者では、分かりやすくてリーズナブルな料金システムを確立しているため、法外な金額を請求される心配がありません。

4-4.回収後に適切な方法でリサイクルしている

優良業者では、遺品を回収後に適切な方法でリサイクルしています。たとえば、まだ使えるものは簡単なクリーニングや調整を行った後に中古品として再販可能です。残念ながら不具合や故障、汚れなどで中古品として再販できないものでも、素材ごとに分けて再資源化することができます。貴重な資源を無駄にせず、有効活用している点で優良業者であるといえるでしょう。

4-5.可能な限り遺品を買取している

可能な限り遺品を買取していることも、優良業者を見分けるポイントになります。遺品の中には、まだ中古品として活用できるものがたくさんあるものです。遺品を廃棄処分せずに済むほか、新たな持ち主に有効活用してもらうことで、故人の供養にもなります。また、遺品を買取してもらうことで、そのほかの遺品を処分する費用と相殺して安くできるのもメリットです。

4-6.遺品供養も同時に依頼できる

優良業者の多くは、遺品供養も同時に依頼できます。遺品の中には、仏壇や仏具・人形など、そのまま処分するのに気が引けるものもあるでしょう。こうした事情を考え、遺品整理と同時に遺品供養を依頼できる業者が増えています。実際に、仏壇や仏具・人形などは、遺品供養をすることでスッキリした気持ちで処分できておすすめです。

4-7.スタッフの対応がよく顧客からの評判もよい

スタッフの対応がよく顧客からの評判もよい業者は、総じて優良業者といえます。実際に、遺品整理で満足度の高い業者は、スタッフの言葉遣いや対応が丁寧で、依頼者とスムーズなコミュニケーションができるものです。また、遺品整理ならではの気遣いも心得ており、不快に感じることがありません。顧客からの評判がよいのも、当然でしょう。

4-8.業務に必要な各種許可を取得済み

優良業者は、業務に必要な各種許可を取得済みです。優良業者は、きちんと法律に沿って必要な許可を取得し、きちんと遺品整理をしているので安心できます。具体的にどんな許可を取得済みかについては、業者のホームページで確認してみてください。万が一、確認できないときは、業者に直接問い合わせてみるとよいでしょう。

まとめ

今回は、遺品整理の悪徳業者について詳しく解説しました。遺品整理で失敗しないためには、悪徳業者の特徴を知り、きちんと見分けられるようにしましょう。また、よくある被害事例を理解しておくことも必要です。なお、遺品整理は、この記事を参考にしてさまざまなポイントをチェックし、信頼できると判断した業者に依頼すると間違いがありません。当関東家電リサイクル問屋も遺品整理で豊富な実績があり、おかげさまで大変ご好評をいただいています。まずは、お気軽にお問い合わせください。


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